...礼服に折目をつける...
...スラックスに折目をつける...
...このパンフレットの折目を開いてみてください...
...試験中にページの折目をつけることは禁止されています...
...新しい本を読みやすくするため、折目をつけることをお勧めします...
...すでに出来た折目をしおりに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...靴の中やズボンの折目には濡れた黒い泥がたくさん入っていた...
梅崎春生 「黄色い日日」
...併し手入れの行届いた折目正しいモーニングを着用して...
江戸川乱歩 「悪霊」
...胸には折目のついた清潔(きれい)な上布(シイツ)を大事さうに抱へてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...肩から袖口にかけての折目がきちんと立っているま新しい久留米絣(くるめがすり)の袷(あわせ)を着ていたのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...折目の正しい羽織袴をつけて...
徳田秋声 「あらくれ」
...折目正しくたたんで...
豊島与志雄 「母親」
...薄暗い廊下のはずれに折目正しく着こなした背広の地味なだけに...
夏目漱石 「虞美人草」
...折目正しい言葉にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...市ヶ谷御納戸町(おなんどまち)の宗方(むなかた)善五郎様の厄介になっている茂与(もよ)と申すものでございます」少し武家風の匂う折目の正しい挨拶を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔は美しくて贅澤なものだつたに相違ありませんが、花色絹の裏も褪(あ)せて、掻卷(かいまき)の友禪も淺ましくなつて居りますが、それを着て居るお縫の丹精らしく、繕(つくろ)ひも行屆き、折目も正しく、血潮の汚れはあるにしても、取亂した樣子は少しもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折目の中はグツシヨリで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何か入組んだことでもあるのじゃありませんか」折目高(おりめだか)に袴を穿いた...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...自分はそのこまかく折目のついた新聞を手にとり...
宮本百合子 「刻々」
...シックリした折目正しい黒地のモーニング...
夢野久作 「少女地獄」
...新しいハンカチの折目から持主の不倫行為の現場が映写し現わされ得る筈だ...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...綻(ほころ)びてもいたし、雨露や汗にも汚れていたはず、さだめし穢(むさ)いにおいが畳まれていたであろうと思いながら、袖を通し袴(はかま)を着けてみると、意外にも折目が、ぴんとついていて、あの襤褸(つづれ)にひとしい古小袖が、生れ代ったように、仕立て直してあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう一度私は同じ樣に折目の下から煙を吹いた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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