...折檻して下さいまし...
泉鏡花 「薄紅梅」
...多分三千子のふしだらを感づいて折檻(せっかん)でもするつもりだったのがつい激した余り...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...娘達の醜い争いがすっかり知れ渡ってしまうのですから」「三千子さんだけを折檻なすったのは...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...烈しい責め折檻にたえかねて折れたくなった者は自分の意志で幹のなかばから折れていき...
知里真志保 「アイヌ語のおもしろさ」
...折檻(せっかん)しても...
直木三十五 「南国太平記」
...そんな不法の折檻(せつかん)をとがめ立てる人もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弓の折れを持っての御折檻(ごせっかん)じゃ」「…………」平次も驚きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形の親分さん」娘を折檻(せっかん)していたらしい半助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」私は以前あんなに幾度も折檻(せつかん)や懲戒(ちようかい)の爲めに呼びつけられてよく知つてゐるあの部屋に案内してもらふ必要はなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...(――)僕のよくないのはさういふ折檻のあとで泣くことをしないで...
牧野信一 「浪曼的月評」
...雪之丞折檻(せっかん)の役割を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...母は女の子の折檻に当る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――これは折檻されるより利きめがありました」「貴方のあとには御兄弟は生れなかったのですな」津田は静かに眼を伏せ...
山本周五郎 「いさましい話」
...強く叱るとか折檻するとか...
山本周五郎 「似而非物語」
...すぐ認(したた)めておいた折檻状を...
吉川英治 「新書太閤記」
...という折檻状を発したのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれが折檻(せっかん)するのだ...
吉川英治 「親鸞」
...折檻(せっかん)は...
吉川英治 「松のや露八」
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