...今宵もそのお気に入りの折助をつれて柳町の旗亭(きてい)へ飲みに来ていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助の前身には無頼漢(ぶらいかん)もあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに情事関係などを探るにはぜひとも折助でなければならない働きがあるので...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助は士分面をして威張り散らすことがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...歴然(れっき)とした旗本でありながら神尾主膳は折助を使用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助なんぞはお歯に合わねえという思召しなんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助どもの話を聞いてギクリとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「竹竿で足を打払(ぶっぱら)え」折助は物干竿(ものほしざお)を幾本も担ぎ出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...怜悧(りこう)な人は折助をうまく利用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助の口から仁義が論ぜらるるようなものであるけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...殊に例の折助社会に至っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助のマアちゃんで通って...
中里介山 「大菩薩峠」
...オール折助連が盛んな送別会を催して...
中里介山 「大菩薩峠」
...背中一面に大津繪(おおつゑ)の藤娘(ふぢむすめ)を彫つた折助とが爭ふことになりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殺されてみると折助でも中間でも下手人(げしゅにん)を捜さないわけには参りません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町は晝下がり、江戸見物の群衆と、折助、中間、閑さうなやくざ者、道草を喰ふ中僧小僧で、この邊の賑ひは又格別です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところが、そこに行くのは、折助とか、やくざとか、田舎から出てきた江戸見物の人たちで、江戸の堅気の人たちは、決してそこに近づかなかった...
野村胡堂 「平次放談」
...門外に折助が亂妨喧嘩するとて...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
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