...折助には過ぎた出世をすることがあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この折助を使用する...
中里介山 「大菩薩峠」
...臼に打たれた折助十余人が一度に転び落ちたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...たかの知れた折助なんぞに...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く……」十女軽業の連中を引っ担いで来た折助どもは...
中里介山 「大菩薩峠」
...よくよく見倒された野郎だ」と折助の一人が言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...刃物を持っている」前後から五六人の折助が寄ってたかって...
中里介山 「大菩薩峠」
...二朱じゃやすい」と風邪を引いた折助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...近づきが終ってから市五郎は卑下(ひげ)と自慢とをこき交ぜて、自分がこの土地に長くいることだの、折助や人足、それらの間における自分の勢力が大したものであること、御支配をはじめ重役の間にて自分の信用が多大であるということ、そんなことを、それとなく言っているが、お松には聞き苦しいほどであるのに、お絹は上機嫌で、「お松や、お政治向きのことは別にして、そのほかのことならこの人が何でも心得ているから、お前、何か頼みたいことがあるなら、遠慮なくこの人に片肌脱いでおもらい」とまで言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは役割の市五郎の手先をつとめている金助という折助でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...団結した折助の勢力には侮(あなど)り難いものがあるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等は折助式の反抗と復讐をすることに...
中里介山 「大菩薩峠」
...お茶っ葉の提灯(ちょうちん)を持つ折助(おりすけ)の若いのがいう...
中里介山 「大菩薩峠」
...三ぴんと折助の講釈が聞きてえのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時、道庵は少しも騒がず、後ろへ飛びしさると見るや、かねて橋の欄干に立てかけて置いた匙附きの青竹を取って、米友流に七三の構え、「誰だと思う、つがもねえ、江戸の下谷の長者町へ行けば、泣く子もだまる十八文の道庵を見損って怪我あするな、当時、人を斬ることに於ては武蔵の国に近藤勇、薩州では中村半次郎、肥後の熊本には川上彦斎(げんさい)、まった四国の土佐に於ては岡田以蔵、ここらあたりが名代の者だが、この道庵に比べりゃあ赤児も同然、甘えものだ、これ見ろ、この匙加減をよく見てから物を申せ、すべて今日まで道庵の匙にかかって、生命の助かった奴があったらお目にかかる……」こう言って、右の匙附きの青竹を無二無三におっぷり廻したのには、三ぴんも、折助も、らっきょうの味噌漬も、ケシ飛んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべて折助言葉というのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...駄折助のたぐいは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが、そこに行くのは、折助とか、やくざとか、田舎から出てきた江戸見物の人たちで、江戸の堅気の人たちは、決してそこに近づかなかった...
野村胡堂 「平次放談」
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