...処が其段になると亭主が『折助め...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...はじめて折助根性がよく現われるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助言葉に砕いて話し合っているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...美(い)い女が飛び下りた」登りあぐねていた折助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...当るを幸いに折助を噛(か)みつぶし噛みつぶして廻る早業(はやわざ)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...前の折助がこんなことを言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...孫子(まごこ)の代まで折助なんぞをさせるもんじゃねえ」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様は歯咬(はがみ)をして彼等を押し退けて避けようとすると、折助たちは、ゾロゾロと後をついて来るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それともまたよそからお客に来た娘なのかい」「それをお前が聞いてどうするんだ」折助は突き放すように答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この塀の外から中を隙見(すきみ)していたのは折助でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり折助の立てた評判は折助以上に出でないことを知るようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ一つ閑却することのできない種類の見物(みもの)があります――それは例の折助の一連でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまりその宏量というのは世間を知らないということで、どのみち素性を隠してお妾になろうというほどの女だから、旨(うま)い物を食って、いい着物を着せて貰いさえすれば、殿様であろうと、折助であろうと、誰でも相手にする女郎と同じことの女を寵愛してお部屋様に引上げ、それがために家門を潰(つぶ)すようなことにまでなるのは、お気の毒とは言いながら、よっぽどおめでたく出来ている殿様だと口穢(くちぎたな)く罵る者もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助のマアちゃんに限ると思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべて折助言葉というのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助(をりすけ)やがえんぢやあるまいし」「見て置かねえと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...門外に折助が亂妨喧嘩するとて...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...近所の折助(おりすけ)だの...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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