...道について斜に折れると思うと...
鈴木三重吉 「千鳥」
...源吉の足はその小路の方へ二足ばかり折れ曲つたが急に立ち止まつた...
田中貢太郎 「海異志」
...まわりの樹木は焼けたり折れたりしていた...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...宮居(みやい)のあとはみなせ川であろうとおもわれる川にかかっている橋をこえてそれからまたすこし行ったあたりの街道からひだりへ折れたところにあった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...毎月の遣り繰りに骨が折れて来た...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...洗濯はなか/\骨が折れる...
種田山頭火 「其中日記」
...首の坐へ直り候えば忽ち刀がちんぢんに折れるもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...マルトの善良な笑顔に彼女は気が折れた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...右へ折れたり左へ折れたり稲妻(いなずま)のように歩いて...
夏目漱石 「坑夫」
...そんな事をされちゃ銭形の親分の名折れだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山内は国道から大森の海岸へ折れ...
久生十蘭 「ノア」
...相当太い枝がポキンと折れてしまつて...
牧野信一 「ブロンズまで」
...通新町を右へ折れる...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そこの三間ばかり前の所に蓮の茎の右へ折れたのがある...
森鴎外 「雁」
...実際はなかなか骨の折れることで...
山之口貘 「貧乏を売る」
...根元からポッキリ折れて妙な淋しい顔になっている...
夢野久作 「呑仙士」
...この山越えが昼でも男の足に骨の折れること...
吉川英治 「江戸三国志」
...武門の名折れになりましょうか...
吉川英治 「私本太平記」
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