...北の村端から東に折れると...
石川啄木 「天鵞絨」
...ただ変つた点は入口の格子戸の上に飛行機のプロペラの折れたのが打ちつけてあり...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...杉箸細工の棒切れはもろくも折れて...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...三十マイル往復はちょっと骨が折れるけれど...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...腰の所で二つに折れた様な老人の姿を思い出していた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その人を思い出すのに骨が折れた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...矢折れ刀つきた落莫(らくばく)たる気持ちだけれども...
林芙美子 「生活」
...グラグラした右の肋骨の一本は見事に折れて...
林芙美子 「清貧の書」
...死ねば女王の心が折れるかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ついに折れて手を引いてしまった...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...このごろは判じよむのに骨が折れた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...立証するのにすでに骨が折れる...
柳田国男 「海上の道」
...なにもかも結着し安心すると共にがっくり折れた感じである...
山本周五郎 「桑の木物語」
...灌木の枝の折れる音がした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幸いに、彼を探している残軍に出会ったので、「あとから来る敵を防げ」と、馬も止めずに命じながら、鞭も折れよと、駈けつづけた...
吉川英治 「三国志」
...大宮を南に折れて...
吉川英治 「私本太平記」
...海老尾(えびお)が折れ...
吉川英治 「親鸞」
...おれの名折れだ』『……へ...
吉川英治 「山浦清麿」
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