...もろくもぽきりと折れた...
有島武郎 「或る女」
...線路は正面山の麓の平沢部落まで来て急に東へ折れ...
石川欣一 「山を思う」
...さやうに大骨が折れるところが...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...とうとう折れてでました...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...高等乞食もなかなか骨が折れるよ」それが政治家めいた笑ひ方であらう...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...右に折れ左に曲りして...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...「随分骨が折れましたね...
徳田秋声 「黴」
...彼女は手紙を書くのが骨折れたけれども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪くすると雲助(くもすけ)仲間の名折れになるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...右へ折れて、廊下伝いに診察場へ上がったら、薬の臭(におい)がぷんとした...
夏目漱石 「坑夫」
...豫(かね)て見定めて置いた長押(なげし)の槍の折れを取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...縁側に崩折れてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千万円で折れ合うことになった...
久生十蘭 「魔都」
...「たンとお脹(ふく)れ」とは云ッたが、又折れて、「世話ア焼かせずと、お出でよ」返答なし...
二葉亭四迷 「浮雲」
...幾度も幾度も折れ曲って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その中(うち)に右に曲ったり左に折れたりして扉(ドア)を三つか四つぐらい潜って...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...何(ど)うした機会(はずみ)かカ君の剣が中程から折れて敵手(てきしゆ)の上に飛んだ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...槍は折れてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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