...雪折れの音のする度毎に...
芥川龍之介 「報恩記」
...あの箸棒さえ折れなかったら...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...片方の足が折れていましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それはたいへん骨の折れることに相違なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「もう歇みそうなもの」「ごゆっくりあそばしませ」戸外では松の枝が折れたらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...――」駒吉は言ひをはつて崩折れてしまつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...樫の枝がザクザクに折れて取れて終うのだった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...骨が折れるからとてそれだけの運のある身ならば堪へられぬ事は無い筈(はづ)...
樋口一葉 「十三夜」
...倒壊するようにノーベルがくず折れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...朱雀(すざく)大路から五条通りを西へ折れてお進みになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間的な諸生活同様の・否それ以上の・辛い骨の折れる義務を背負っているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夜明(よあけ)村から北へと折れれば大鶴村に達する...
柳宗悦 「日田の皿山」
...木の枝の折れる音がし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そこから直角に右へ折れ曲る処に在る...
夢野久作 「冗談に殺す」
...第一の横廊下を左に折れ曲ったが...
夢野久作 「復讐」
...折れ槍を抛(ほう)って...
吉川英治 「上杉謙信」
...木の折れ口に氣づくと...
吉川英治 「折々の記」
...やはり折れた――)と...
吉川英治 「山浦清麿」
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