...承知できない性(たち)ですので...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...衛兵たるおれが、承知できないぞ...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...よく調べなければ承知できない...
海野十三 「蠅男」
...嗅(か)ぎつけなければ承知できない...
太宰治 「一歩前進二歩退却」
...それに較(くら)べて私が乞食だという彼の断案には承知できないものがあった...
太宰治 「母」
...この私が承知できない...
徳田秋声 「あらくれ」
...ぎゃふんという目に逢わしてやらないじゃ承知できないの...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...承知できないたちだった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「お見送り」をしなければ承知できないのである...
外村繁 「澪標」
...相手を殺すかしなければ承知できないような...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それ自身の獨立した價値をもつた一日でなければ承知できないのだ...
中島敦 「かめれおん日記」
...必ず甲か乙かのどっちかでなくては承知できないのです...
夏目漱石 「行人」
...佐治さんは承知できない顔をして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...Kがほんとうの名前をいわなかったことに承知できないらしかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...承知できないわ」「ワアハッ...
火野葦平 「花と龍」
...命がけ、だの、承知できない、だのって、子供の癖に、なにいうのさ...
火野葦平 「花と龍」
...いつもひとに勝っていなければ承知できないほうだった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...場所がらだから承知できないのだ...
吉川英治 「三国志」
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