...彼女は批評眼が鋭く、誰よりも美術展を楽しんでいる...
...批評眼を養うために、様々なジャンルの作品を読んでいる...
...批評眼を持っている人は、良いものと悪いものを見極めることができる...
...彼の批評眼が冴えているため、弱点を補完するアドバイスをもらうことができた...
...地元新聞社の批評家は、批評眼が鋭く多くの読者から支持されている...
...一々彼の批評眼にかけて...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...批評眼では上田氏よりも島村氏の方がずつと鋭かつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ポルジイ中尉は批評眼で暫く見て...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...歌を専門的に研究している人達の分析的な細かい批評眼で見た時にはかなりに著しい変化と思われるような場合でもそういう細かい処を見ないでただ「顔」だけ見ている門外漢には...
寺田寅彦 「宇都野さんの歌」
...激烈で批評眼のない彼には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...其の讀書が一貫せる批評眼によりて要約され...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...今日(こんにち)の批評眼を以てこれを見ればこは彼に取りてはかへつて幸福なりしなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...上に述べたる如き批評眼があるわけでもなんでもないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...其実摯実(しじつ)な批評眼をもって「土」を根気よく読み通したのである...
「『土』に就て」
...自己の水彩画における批評眼だけはたしかなものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その間にちょいちょい鋭い批評眼らしいものが閃く...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...批評眼も亦(また)哲理眼なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...いで逍遙子が批評眼を覗(のぞ)くに...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が批評眼に逢ひたるとき幸不幸あるにはあらざるか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...わが批評眼のそのすべての資格に通ずる論なることを認むるときは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...我批評眼より見ていたづら事のやうに見えしがゆゑに...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...高津二学士の如き)多しと雖も未だ此の如き精覈(せいかく)なる批評眼を見る能はざるなり...
山路愛山 「明治文学史」
...彼女たちはこうして益(ますます)その批評眼を高くし...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索