...「払出しが十分でないから受取ることが出来ない...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...独逸が仏蘭西に支払ふと云ふ事になつた...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...ちゃんと支払われているのです」「馬鹿をいうな...
海野十三 「太平洋魔城」
...今もっているよりもっと多くの閑暇ができたらどうしたらよいかわからないというような人々には今の二倍もはたらいたらよいと忠告したい――かれらが自らの身(み)の代金(しろきん)を支払い自由の証書を手に入れるまで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すぐに後ろを振りむいて何かしら自分の腰に食いついている目に見えぬ敵を追い払おうとする様子をする...
寺田寅彦 「空想日録」
...ところが桜が咲く時分になるとこの血液がからだの外郭と末梢(まっしょう)のほうへ出払ってしまって...
寺田寅彦 「春六題」
...イデオロギーなるものと技術(このブルジョア文化の一特徴)との関係に向って注意を払うのを怠ることは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...もし僕が自分の品格に対して尊敬を払う事を忘れたなら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...少しの顧慮も払わなかった...
夏目漱石 「明暗」
...燦として正しく煤を払ふ荒掠者の姿だ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...そこでは金を出してちゃんと支払いをした...
山本周五郎 「陽気な客」
...酔っ払った長椅子の連中がシインとなった...
夢野久作 「少女地獄」
...あたりを払って輝やいていた...
夢野久作 「白髪小僧」
...邪魔っけにして追払(おっぱら)いやがるんだな」「プーッ...
夢野久作 「一足お先に」
...急に、堺を引き払って、何処(いずこ)へともなく立ち去った家康の一行をさがし廻った茶屋四郎次郎と本多忠勝はようやく、(河内の飯盛(いいもり)辺を、それらしい御同勢が東の方へいそいで行かれた)という噂を路傍でひろい、その晩、尊延寺(そんえんじ)に泊っているのをつきとめて、急いで行ってみたが、ここにもすでにいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...身に着けている甲冑(かっちゅう)を売払って...
吉川英治 「源頼朝」
...製造業者自身も消費者としてかかる貨幣に対して附加的価格を支払わねばならなかった...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼は労働者に同額の貨幣を労賃として支払う...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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