...汝は宜しく汝の心に向(むか)うて我が才力(さいりき)如何を問ふべしと...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...生れつき才力が豊な上に...
芥川龍之介 「奇遇」
...書生は才力に誇っていたと見え...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...柳里恭のディレツタンティズムは超凡の才力を負うてゐると共に...
芥川龍之介 「僻見」
...妄(みだり)に才力を弄(ろう)さうとしない...
芥川龍之介 「僻見」
...そこを自分の才力で丸めるのが時に取っての興味のようにも思えた...
有島武郎 「或る女」
...某(それがし)は元来三百俵の御番士よりカクまでに立身したるは才力にあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...必らずしも超卓抜群の器能才力あるにあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...才力の以て壓服し得べからざるものあるを顧慮せざる風あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...才力の以て圧服し得べからざるものあるを顧慮せざる風あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...元来父は藩では才力のあった方ゆえ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...實に驚くべき才力である...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...下等士族は何等(なんら)の功績(こうせき)あるも何等の才力を抱(いだ)くも...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その仲間(なかま)の中にも往々(おうおう)才力に富み品行賤(いや)しからざる者なきに非ざれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...至於才力之均敵(さいりよくのてきとひとしきにいたりて)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...才力を恃(たの)んで天下に呼号するのは英雄豪傑の会心事でなければならぬ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...玄徳の才力を試そうためにほかならん」「では...
吉川英治 「三国志」
...――また自分に頽勢挽回(たいせいばんかい)の才力はないとして...
吉川英治 「新書太閤記」
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