...……三十七 越し人彼は彼と才力の上にも格闘出来る女に遭遇した...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...柳里恭のディレツタンティズムは超凡の才力を負うてゐると共に...
芥川龍之介 「僻見」
...妄(みだり)に才力を弄(ろう)さうとしない...
芥川龍之介 「僻見」
...ちっぽけな才力を今でも頼んでいる...
有島武郎 「或る女」
...そこを自分の才力で丸めるのが時に取っての興味のようにも思えた...
有島武郎 「或る女」
...天賦の大なる才力を有し...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...必らずしも超卓抜群の器能才力あるにあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...才力の以て壓服し得べからざるものあるを顧慮せざる風あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...才力の以て圧服し得べからざるものあるを顧慮せざる風あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...聖なる運命と争う人間の才力のその破滅の特相をつかんでいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...元来父は藩では才力のあった方ゆえ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...君の学問と才力を以て洋行して来れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...その才力また拙劣なるにあらずといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その仲間(なかま)の中にも往々(おうおう)才力に富み品行賤(いや)しからざる者なきに非ざれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その実はともに天道の法則にしたがいて天賦の才力を用ゆるの外ならざれば...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...畢竟(ひっきょう)私の才力がエライと云(い)うよりも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...至於才力之均敵(さいりよくのてきとひとしきにいたりて)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...――また自分に頽勢挽回(たいせいばんかい)の才力はないとして...
吉川英治 「新書太閤記」
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