...何くそと思って、立ち上った――つもりであったが、「しずかに、しずかに」と制する低い人の声に眼をあいてみれば、自分は見たこともない薄暗い室の隅に寝ているのであった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...何くそと固パンかじって勉強し給え...
太宰治 「乞食学生」
...そうして帰途は必ず、何くそ、と反骨をさすり、葛西(かさい)善蔵の事が、どういうわけだか、きっと思い出され、断乎としてこの着物を手放すまいと固執の念を深めるのである...
太宰治 「服装に就いて」
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