...役人はまた処刑(しょけい)の手間どるのに...
芥川龍之介 「おぎん」
...唯一つむづかしいことには他人の作品を代作するのは自作するよりも手間どるに違ひない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...本屋との交渉に手間どること...
中島敦 「光と風と夢」
...手拭とか靴篦とかいふ細かなもので正三は鳥渡手間どることがある...
原民喜 「壊滅の序曲」
...仕度に手間どることが大嫌ひぢやつたから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...稽古はかなり手間どる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何辺もやるからとても手間どる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その移動で手間どる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...白塗りが手間どるだけ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかしこの報酬の手間どることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...著者は手間どる死の苦悶から救うために老人に運命の一撃を与えるのを義務と考えていたのである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは殆ど地上へ我身を落付けるに余程手間どるばかりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寝殿から来るお返事が手間どるふうであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...買い物で清子が少し手間どると...
矢田津世子 「茶粥の記」
...なぜぼくの資格審査だけに手間どるのか...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...手間どることもせず...
吉川英治 「大岡越前」
...土塀下の石崩れの修築が手間どるとお云いだろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...坊主にしてもらうと手間どる」小姓のひとりが...
吉川英治 「新書太閤記」
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