...これがすなわちトキまたはユタと称するものであります(そして後には神人にしてこれを職業とするものも出るようになりました)...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...近代になってユタ(巫)が増加するにつれてトキが減少したためでありましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...それから国中の男女を平等所(ひらじょ)(警察と裁判と監獄とを兼ねた所)に集めてトキ(覡)ユタ(巫)が呪(まじな)いをして灰を焼き...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...そしてこれから半世紀も経つとトキユタがまたまた跋扈(ばっこ)したのであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...摂政与那城(よなぐすく)王子が浦添王子を学んでユタ征伐をされたことがあります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...歴史上におけるトキユタの位置と沖縄婦人の信仰生活とについて一通り御話いたしましたが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...アメリカのユタ州の技術大学のアンダーソン教授が...
海野十三 「地球発狂事件」
...ついにユタの広大な谷が...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ユタでもっとも幸せな少女だった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...クロンシユタツト發航以來二年目である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...中にもアインシユタインは當時不可思議に思われた光電作用を只一行の方程式で演繹するを得たのは 一層の光輝を hν に放つたというべきである...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...アメリカのユタというところにある湖は...
中里介山 「大菩薩峠」
...パン、ユターピ、カライアーピ、バツカス、エラトー、ユレーニア等々と、山羊脚を真似、葡萄の房をかむり、狐頭(ガラドウ)や犬頭(アヌビス)、星の倅、恋の使者、雲の精と、とりどりの扮装を擬した行列が、手に手に携へた羊角型の酒壺(ジーランド)を喇叭と鳴し喇叭呑みの乱痴気騒ぎに涌き立つて、バラルダの音に足並みそろへるおもむきは、恰も私達の天狗の太鼓隊につゞいて、おかめ、ひよつとこ、翁、鬚武者、狐、しほふき等々の唐松村の仮面劇連が辻々の振舞酒に烏頂天となつて、早くも神楽の振りごとの身振り面白く繰り込んで来る有様をそのまゝ髣髴とさせる概であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...ユタカの国といふ大へん美しい国につきました...
宮原晃一郎 「虹猫の大女退治」
...ユタというのは、カミンチェとも言われているが、カミは神のことで、神がかりのした女のことを言うのである...
山之口貘 「私の青年時代」
...うまくいかないことがあるとまたユタで...
山之口貘 「私の青年時代」
...ユタはそれを、何代目の先祖の祟りであるとか、どこかでびっくりしたことがある筈でそのとき魂を落したからであるとかと言っては、そのための願を立てるわけなのであるが、ぼくの家でもしばしばユタのお世話になるのであった...
山之口貘 「私の青年時代」
...ぼくはからだをがたがたふるわせたり、うつろな眼をして自分でもなにかわからぬことを口走ったりしながら、取り巻いて神妙な顔をしているみんなの様子をうかがっていたのであるが、ユタが来ると、腹をきめて、彼女の名だけを、口走った...
山之口貘 「私の青年時代」
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