...一明治元年五月十四日の午(ひる)過ぎだつた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...世の中がこんなに動乱を極めている明治元年の頃は...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...明治元年すなわち戊辰(ぼしん)の越後戦争の際...
井上円了 「おばけの正体」
...すなはち十七年の秋(とき)から明治元年の二十一歳まで...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...私の父は、明治元年、滋賀県の長浜の早川良平の二男に生れた...
外村繁 「澪標」
...明くれば慶応四年即ち明治元年正月は...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一八六八年(明治元年)四月二十一日には...
蜷川新 「天皇」
...明治元年三月から十月までのあいだ...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...明治元年五月十五日の夕刻...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...太陰暦では明治元年十一月―明治二年二月はまさにこのような...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...明治元年正月、伏見の変乱、前将軍慶喜公は軍艦に乗て東帰、次(つい)で諸方の官軍は問罪として東海東山の諸道より江戸に入り、関東の物論沸くが如(ごと)く、怒て官兵に抗せんとする者あり、恐れて四方に遁逃(とんとう)する者あり...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...僅に中間明治元年三月中旬より二年六月上旬に至る落丁があるに過ぎぬが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明治元年は蘭軒歿後第三十九年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「明治元年正月...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...第十年は明治元年である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...明治元年藩政改革の時に至るまで引き續いて...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...明治元年といえば鳥羽伏見の戦(いくさ)を初め...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...夏目漱石は西田先生の戸籍面の生年である明治元年の生まれであるが...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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