...手元に置いてあるものを指して、「御手許の○○から取り出してください」と言う...
...自分が考えたものや手作りの物を相手に手渡しながら「これ、御手許においで」と言う...
...仕事上、上司から命令される時に「御手許においてください」と言われることがある...
...素朴な疑問を持っている人が「この問題、御手許の解決策があれば教えてください」と相談する場合がある...
...余りに広く散開しかつ衝突を行なう際に指揮官の手許に充分の兵力が無くなる危険があったから...
石原莞爾 「戦争史大観」
...お手許(てもと)をお離しなさいませぬそうにございます...
泉鏡花 「海神別荘」
...今修学の望が絶えて帰国したとすればこれから手許に居れという老父母の希望に寸毫の無理はないのだ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...□手許にある野田宇太郎さんの「新東京文學散歩」をしらべると...
心猿 「露伴忌」
...畑のこやしになるとて手許(てもと)にたくわえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...手許が淋しくなったので...
田中貢太郎 「庭の怪」
...あなたの手許へ運びますよ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...法然の手許に六年も給仕をしていたが...
中里介山 「法然行伝」
...幸いこの詳しい紹介の載っている『科学』が手許にあったので...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...それでも心は手許(てもと)になかったと見えて...
夏目漱石 「行人」
...浜路をお関にして手許に留めおき...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僅かに手許が狂って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本願寺さまだってお手許(もと)が――武子さんはそんなにおごってはいません...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...「グリゴーリイ・グリゴーリエッチの手許には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それが手許にないので...
堀辰雄 「我思古人」
...今わたくしの手許に「淡窓小品」が無いので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...筆墨や料紙はなんとか備えてあるが玉璽は今、お手許にない...
吉川英治 「三国志」
...かなり私の手許に蒐(あつ)まっていたのであるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??