...手筈を立てる:会議の進行や計画を作る...
...手筈が狂う:計画通りに進まない、思い通りにならない...
...手筈を整える:計画をまとめ、整理する...
...手筈がある仕事:手続きや手順を決めた仕事...
...手筈を守る:計画通りに進めるように注意する...
...ロンドンとウェストミンスター★とを呑み込む手筈が出来ていると言い触らして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...各町内の要所要所には大供子供の一団が樽御輿(たるみこし)をとりまいて喧嘩の手筈をしめしあはす...
中勘助 「銀の匙」
...しかしその後は薗八節再興の御手筈(おてはず)だん/\と御運びの事と推察仕(つかまつり)をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に出遇(であ)ひ彩牋堂より御暇(おいとま)になり候由承り...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...机竜之助と岡田弥市とがこれに当るという手筈(てはず)をここにきめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜の明けないうちに届け出る手筈(てはず)ができているんだぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上に出品を並べて審査する手筈...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...手筈した通り、食堂のあの長椅子のうしろへ行こう...
久生十蘭 「魔都」
...あとから屍(し)骸ということにして国境外へ運び出す手筈(てはず)になっている...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...一刻の猶予もなく攻め込む手筈になっているのだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そのためにこういう手筈を組んだんだ...
山本周五郎 「ひとでなし」
...という手筈であったことを述べた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「出かける前からの諜(しめ)し合せを、お燕ちゃんは、よく知らなかったのかい?」「いいえ」「じゃあなんでおれたちが引き揚げの合図をしたのに、手筈どおり、山善の裏河岸につないだこの舟へ、すぐやって来なかったのさ...
吉川英治 「大岡越前」
...色より慾に引ッくり返った新造は、乾分の仁三を女衒(ぜげん)の久六の所へ走らせ、手筈をきめて、京の色街へ、千浪を売り飛ばそうと企(たくら)んだ...
吉川英治 「剣難女難」
...これとも密々な手筈を打ちあわせ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あしたの手筈(てはず)は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...或る手筈が整ったものとみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...行動する手筈をもういちどそこで銘々(めいめい)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...食後城を見せるという手筈をした...
和辻哲郎 「鎖国」
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