...手筈を立てる:会議の進行や計画を作る...
...手筈が狂う:計画通りに進まない、思い通りにならない...
...手筈を整える:計画をまとめ、整理する...
...手筈がある仕事:手続きや手順を決めた仕事...
...手筈を守る:計画通りに進めるように注意する...
...文代さんから電話をかけて来る手筈です...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...残るはわずかに邸の後片付けを終ってひとまず国へ引き揚げる手筈(てはず)になっていたジャヴェリとカパディア氏とあと三人ばかりの印度人のみであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そして鶴子が旅行免状の事は至急運びがつくように大使館から直接その筋の役所へ交渉してもらう手筈(てはず)だという事であった...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...今からどうしようという手筈(てはず)もつかないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは高子が五日市町に疎開する手筈のできかかつた頃のことであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...それも昨年私が神田の事務所の一室に移れる手筈になつて...
原民喜 「二つの死」
...神社や学校で恭々(うやうや)しく買上げる手筈になっているではないか! それをまあ...
牧野信一 「ゼーロン」
...かねての手筈通り...
正岡容 「我が圓朝研究」
...手紙で送る手筈をし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五七日内には出艦手筈難及由に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この御用談の間に呼んで捕へようと云ふのが手筈である...
森鴎外 「大塩平八郎」
...せっかく神様は我々にお引越の手筈をするだけの暇は下さるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...という手筈であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...そいつをイギリスの軍艦の横にソッと沈めて来る手筈だったのです...
夢野久作 「女坑主」
...即座に手筈をきめた...
吉川英治 「三国志」
...堀尾茂助と福島市松をそこから先発させて、「堺(さかい)の浜に、船の準備をしておくように」と、手筈をいいつけ、自身は蹴上(けあげ)の下から道を曲って、南禅寺へ立ち寄った...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに盟約のある公卿(くげ)大名の密使たちと、手筈をすませて、この秋、将軍家が日光参廟(さんびょう)の機会に、大事をあげようと阿波守の目算がすっかりついていたところ――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かねての手筈とみえて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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