...手水盥に手を洗ってから、神仏にお参りします...
...神社では手水盥が設置されています...
...手洗い場で手水盥に水を張ると、水がはねてしまいます...
...キャンプ場の手水盥には虫がいたので、洗うのをやめました...
...極楽寺には、金色に輝く手水盥があります...
...手水盥のところに行つて物をもどした...
田山花袋 「道綱の母」
...手水盥(ちょうずだらい)の類までべつだん世間並みの床屋と変ったことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...立(た)つてる與吉(よきち)の頭(あたま)を抱(だ)いてそれから手水盥(てうづだらひ)へ水(みづ)を汲(く)んで鰌(どぜう)を入(い)れて遣(や)る...
長塚節 「土」
...空(そら)に冴(さ)えた月(つき)は放棄(はうき)してある手水盥(てうづだらひ)を覗(のぞ)いては冷(ひやゝ)かに笑(わら)うて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...手拭(てぬぐひ)を浸(ひた)す度(たび)に小(ちひ)さな手水盥(てうずだらひ)の水(みづ)に月(つき)が全(まつた)く其(そ)の影(かげ)を失(うしな)つて暫(しばら)くすると手水盥(てうずだらひ)の周圍(しうゐ)から聚(あつま)る樣(やう)に段々(だん/\)と月(つき)の形(かたち)が纏(まと)まつて見(み)えて來(く)る...
長塚節 「土」
...おつたは開(ひら)いた儘(まゝ)の洋傘(かうもり)を栗(くり)の木(き)の側(そば)へ仰向(あふむけ)に置(お)いて默(だま)つて井戸端(ゐどばた)へ行(い)つて手水盥(てうづだらひ)に一杯(ぱい)の水(みづ)を汲(く)んだ...
長塚節 「土」
...おつたは汗沁(あせじ)みた手拭(てぬぐひ)を頻(しき)りにごし/\と揉(も)み出(だ)して首筋(くびすぢ)のあたりから一帶(たい)に幾度(いくたび)となく拭(ぬぐ)つて手水盥(てうづだらひ)の水(みづ)を換(か)へた...
長塚節 「土」
...乾いた手水盥の底に鷄の足跡が二つ...
長塚節 「十日間」
...女中を呼んで上り口へ手水盥(ちょうずだらい)を持って来させた...
森鴎外 「雁」
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