例文・使い方一覧でみる「手持ち無沙汰」の意味
スポンサーリンク...「――つまんないから」「ふーん」焼くのを美佐子にまかせて手持ち無沙汰の私は... 
高見順 「如何なる星の下に」
...サーちゃんが手持ち無沙汰の指を鼻の穴にやりながら言った...
高見順 「如何なる星の下に」
...同じことだと思われるが）手持ち無沙汰なものである...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...」ベリヤーエフは手持ち無沙汰（ぶさた）だったので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...リャボーヴィチは手持ち無沙汰のあまり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...宮内は手持ち無沙汰（ぶさた）になって...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...秀陳がトロッコの傍を手持ち無沙汰なようすでウロウロと歩き廻っている...
久生十蘭 「魔都」
...手持ち無沙汰に突っ立ち...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...私は手持ち無沙汰なのをまぎらすために...
水野葉舟 「北国の人」
...とうとう手持ち無沙汰に困まってしまって...
水野葉舟 「北国の人」
...悦びは感じながらも手持ち無沙汰な有様で歩いて行く...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...そんな時の老夫人は何か手持ち無沙汰で...
矢田津世子 「女心拾遺」
...手持ち無沙汰げに渋々と下っていく...
矢田津世子 「神楽坂」
...母が亡くなってからは何かしら手持ち無沙汰げに火鉢のところに坐っている飯尾さんをみかけたりすると...
矢田津世子 「父」
...初めの頃は御一緒に席についていても手持ち無沙汰で...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...しかしもし私が少しでも動けば彼は手持ち無沙汰のため私を蹴りつけるにちがいないと思ったので私はそのままいつまでも倒れていたのだが...
横光利一 「機械」
...手持ち無沙汰な使者は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こうして漁師の群れの活動をながめている内に私はふと傍観者の手持ち無沙汰を感じ出した...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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