...琉球研究の手始めとして少しずつオモロの講釈を聴いた...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...そしてその手始めに...
大杉栄 「続獄中記」
...今日のところではいまだ研究の手始めだけで...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...先ず手始めとして大西洋および地中海を航行する自国の船について試験をする事になったという...
寺田寅彦 「話の種」
...マライを手始めに...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...当然手始めに車道を調べたわけで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...今や問題の核心は技術の主観的契機から逸脱してその客観的契機――そこではまず手始めに道具や機械が問題なのだ――の内に求められねばならぬこととなる...
戸坂潤 「技術の哲学」
...この日を手始めに...
永井荷風 「男ごゝろ」
...先ず手始めにコロイドの性質に馴(な)れようというので...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...『丸善と三越』を手始めに...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...先づ手始めに若松屋に火をつけて燒き拂ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手始めにお内儀さんを殺したのかも知れませんね――これは主人の口から申上げ憎いかも知れませんから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ手始めに拵へたのが『息子番附』その實は『美男番附』その中から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...耳の後ろから手始めに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...我々の仕事はその手始めとしてまず...
三木清 「科学批判の課題」
...魯(おろ)かな迷信から脱出する手始めに...
柳田國男 「垣内の話」
...秀吉へ味方を約した手始めに――まだ何ら秀吉から...
吉川英治 「新書太閤記」
...これはわたしの手始めです...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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