...手取り早く殺してしまうことは...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...手取り早く言つてみれば運不運の占ひだが...
薄田泣菫 「茶話」
...その曲物を手取りにしてやろうと思った...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...まず新人に期待をかけるのが最も手取り早いであろう...
十返肇 「日本推理小説の曲り角」
...それの最も著しいが併し結局はごく直接に手近かにある手取り早い一特徴に過ぎないのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...實際あのてあいほど巧く手取り早く嫁に行く連中はないものな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...B夫人を相手取り...
豊島与志雄 「文学以前」
...手取りに致せっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...お秋を手取り足取り引離そうとしましたが...
野村胡堂 「十字架観音」
...時としては旧領主を相手取りて出訴に及び...
福沢諭吉 「徳育如何」
...手取り早く言へば両足に一つづつ穴をあけて...
北條民雄 「癩院記録」
...……手取りが百十円...
三好十郎 「妻恋行」
...子供でも手取りにした(三陸地方各地からの報告)...
武者金吉 「地震なまず」
...つまり上元寺から此處まではこぶ手間賃が手取り千四百圓に化けるのさ...
室生犀星 「命」
...主客はあれこれと手取りにしては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日歩六銭は欠かさず手取りということにして...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...上海でも相当の手取りですからね」「アハハハ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...手取り足取りして行くあとから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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