...明日から手分けして...
海野十三 「少年探偵長」
...そこで船員達は手分けして船中隈なく探すことになったがやはり見つからない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...家の方はいろいろの人に頼み八方へ手分けして大急ぎで捜して貰い漸(ようや)く渋谷の道玄坂(どうげんざか)に一軒見つかりました...
谷崎潤一郎 「細雪」
...三人ずつ手分けして...
徳田秋声 「縮図」
...三人で手分けして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...十二人で手分けして焼け山の中段まで探しまわったが...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...われわれ二人で手分けしてすっかり捜しましたが...
平林初之輔 「五階の窓」
...一同は手分けして室から室へと走りまわった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...マッカアセイとグリイスンが手分けしてそこらを探し廻ると...
牧逸馬 「双面獣」
...高官たちへの纏頭(てんとう)の衣服類の製作を手分けして各夫人の所でしているかたわらで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「百方、手分けして、お行方を求めさせておりますが、まだ確報もございませぬ」と、いまも彼の前にひとりの将が復命していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...部下を手分けして...
吉川英治 「新書太閤記」
...――少し退(さ)がって、横の沼へ出ろ、沼の方へ」それからすぐ、十人二十人ずつを、手分けして、「広くもねえ浮巣の島だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「よしっ」調べの済んだ船には、関宿河役人(せきやどかわやくにん)という判のすわった検札を渡し、「次! ――次っ――」と、敏速に、手分けして、役人たちは飛び移ってくる...
吉川英治 「旗岡巡査」
...手分けして方々へ捜しに走らせているから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ほかの者もみな手分けして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人数を手分けしておいてはどうか」御池十郎左衛門が前へ出ていう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...手分けして探せば...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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