...一日の長い旅の疲れが取れた...
...あの人は一日の長がありそうだ...
...この作業には一日の長がかかりそうだ...
...一日の長を越してやっと完成した...
...明日は一日の長があるが、がんばりたい...
...一日の長がある事は事実だつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...その秋の一日の長さが葉子にはひどく気になり出した...
有島武郎 「或る女」
...』彼はまた一日の長さが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...美妙は一歩を先んじて乗出した一日の長を頼んでいたに相違なく...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...著作の経験上一日の長ある先輩の教えを聞くは珍らしくない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...仏教の教義問題では一日の長を誇ることが出来るのである...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...未だ文章に就いて確かな自信がなく寧ろ私を以って作文の上には一日の長あるものとしておったので大概私の指摘したところは抹殺したり...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...措辞の上に一日の長あれば喜んでこれを採る...
高浜虚子 「俳句への道」
...云うまでもなく日本には一日の長がある...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...政治に於て一日の長あること何人も疑はざる所なり而も侯は前後共に此二大政治家の持て餘ましたる難局に當りて敢て怪まざるは奇なりと謂ふべし進歩派の領袖大石正巳氏の如きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...演奏はカペエに一日の長があり(コロムビアS一〇九三―七)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一日の長い、十一時間または十二時間の労働を終えて、草臥(くたび)れ切った肩に、重い橋桁を担いで帰って、それを切って割って薪にするもの、その薪を、飯場の中の焚火の周りに立てかけて乾かすもの、そういう間接な好意でなく、いきなり睦ちゃんの、お尻を撫でる事によって、意志表示するもの...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...一日の長い緊張は弛(ゆる)んで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...果して予に一日の長あらんか...
正岡子規 「俳句の初歩」
...そして一日の長さも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼が一日の長を持っていた...
吉川英治 「三国志」
...どこかに一日の長もあるように存じますれば」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...地味なれど一日の長があるという...
吉川英治 「宮本武蔵」
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