例文・使い方一覧でみる「手ぬぐい」の意味
スポンサーリンク...紺飛白（こんがすり）が二人でせっせと晒布をたたんでは手ぬぐいの大きさに截（き）っている... 
芥川龍之介 「水の三日」
...手ぬぐいの截らないのが...
芥川龍之介 「水の三日」
...そのあとから愛子が手ぬぐいを頭から取りながら急ぎ足で現われた...
有島武郎 「或る女」
...手ぬぐい掛けの竹竿（たけざお）にぬれた手ぬぐいが二筋だけかかっているのを見ると...
有島武郎 「或る女」
...おとよさんは自分のかぶっていた手ぬぐいを惜しげもなく裂いて結わいてくれた...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...省作は手ぬぐいをおとよさんに貸してからだを湯に沈めている...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...はかまの腰なる手ぬぐいをぬき...
伊藤左千夫 「廃める」
...ぬれ手ぬぐいを欄干にかけて...
海野十三 「火星兵団」
...にしめたようなきたない手ぬぐいでほおかむりをして...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...お遊さんは水にぬれた両方の手をそのままさし出しさえすれば手ぬぐいを持っている方の女がきれいに拭（ふ）いてあげるという風で足袋（たび）一つはくのにも風呂場（ふろば）でからだを洗うのにもほとんど自分の手というものは使わないのでござりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...熱のはげしさはぬれ手ぬぐいではききめがなかった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...手ぬぐい一筋でも箸（はし）一本でも物は使いよう次第で人を殺すこともできれば人を助けることもできるのは言うまでもないことである...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...手ぬぐい地の肌着（はだぎ）から黒い胸毛を現わしてたくましい腕に木槌（こづち）をふるうている...
寺田寅彦 「花物語」
...濡（ぬ）れ手ぬぐいが頭に巻かれた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ごま塩の小さな髷（まげ）を手ぬぐいで包んで...
本庄陸男 「石狩川」
...手ぬぐいをかぶった丸まげの大きな髷（まげ）がきらりと光った...
本庄陸男 「石狩川」
...中には手ぬぐいの浴衣（ゆかた）で高座へ上るのもあったくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...帯の前に手ぬぐいをはさみ...
吉川英治 「江戸三国志」
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