...手ごたえのないのも無理はあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにさっぱり手ごたえのないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらはすべてありふれた手ごたえのない眺めだった...
原民喜 「死のなかの風景」
...その手ごたえのない様子に彼女は嚇(か)ッとするのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...それは潮のたかいときは河口深くおしよせて来て海のような――しかし海ほど手ごたえのない浪(なみ)をかき立てた...
本庄陸男 「石狩川」
...母はあまり手ごたえのないのを物足らなく思うくらいであった...
森鴎外 「最後の一句」
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