...所番地を控える常規(きまり)だ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...キヌ子のアパートの所番地を調べ...
太宰治 「グッド・バイ」
...その土地の人に所番地を告げてたずねても...
太宰治 「人間失格」
...自宅の所番地にとんでもないでたらめを書いたりする...
谷崎潤一郎 「鍵」
...所番地を控えて別れたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もとより住所番地姓名を明細に知っているわけでもないので...
近松秋江 「狂乱」
...何某の所番地もわからない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼は所番地を書き取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」敏子は所番地を言いました...
豊島与志雄 「旅だち」
...所番地というものが更にわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...所番地さえわかっておりますれば」「実は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その所番地を訊いて訪ねて行き...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三十人の所番地を襲って...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...彼の現住所がそこの役場の人民録に誌されてゐる通りの住所番地をいちいち明記しないと...
牧野信一 「貧しき日録」
...ろくに其の所番地も知らなかつたので分る筈はなかつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...そこに書いてあるD興業株式會社の所番地の大體の見當を地圖でしらべた...
三好十郎 「肌の匂い」
...不良が最も困るのは手紙に書く所番地である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...これにお名前お所番地...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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