...所番地を控える常規(きまり)だ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...速水氏の所番地は?」「なアに所番地なんか要るものか...
海野十三 「深夜の市長」
...その土地の人に所番地を告げてたずねても...
太宰治 「人間失格」
...所番地を控えて別れたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もとより住所番地姓名を明細に知っているわけでもないので...
近松秋江 「狂乱」
...向うの所番地をお書とめになって下さい...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...それから指定通りの所番地へ出かけました...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...何某の所番地もわからない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...」彼はふたたび所番地を確かめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」敏子は所番地を言いました...
豊島与志雄 「旅だち」
...ほかの客が言ったのをこの男が留めたのだと? しからばその客というのは誰だ」「それはただいまお帰りになりました」「帰った? 帰ったところで貴様の店の得意だろうから所番地は知ってるだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...保土ヶ谷の所番地は次の通りです...
三好十郎 「樹氷」
...日本橋うんぬんと所番地が刷つてある...
三好十郎 「肌の匂い」
...そこに書いてあるD興業株式會社の所番地の大體の見當を地圖でしらべた...
三好十郎 「肌の匂い」
...そうしてもしその通りにしたならば妾(わたし)がどこからか千円のお金を送ってやると云ってボーイの母親の所番地を聞いて行ったそうです」「そうして又...
夢野久作 「暗黒公使」
...お父様の所番地にいる根高弓子という女の人のアテナになっております...
夢野久作 「継子」
...二百数十名の住所番地を委しく書き連ねた印刷物を街頭で売りながら...
横光利一 「欧洲紀行」
...所番地は書いてない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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