...彼は午后に散歩するのが好きです...
...午后のお茶の時間を楽しみにしています...
...今日は午后から雨が降る予報です...
...午后はまだ暑いですが、夜には涼しくなるでしょう...
...私は午后に映画を見に行く予定です...
...その日の午后、上陸用舟艇は防波堤の外に仮泊していた...
石川欣一 「比島投降記」
...何れも特別委員會附托となり愈々當日の最大問題たる決議案の日程に入る時に午后三時前五分◎議長は先づ書記をして決議案を朗讀せしむれば拍手は先づ傍聽席の一隅より起り島田三郎氏は提出者の一人として急霰の如き拍手の裡に登壇し例の長廣舌を揮つて民黨聯合軍が勇敢なる進撃の第一聲を揚げ今日の問題は決して黨派の關係感情の問題に非ず...
石川啄木 「雲間寸觀」
...きょうは午后(ごご)から鵞口瘡(がこうそう)疫の事に就(つい)て...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...泊めてくれない村のしぐれを歩くこゝろつかれて山が海がうつくしすぎる岩のあひだにも畠があつて南瓜咲いてる・波音の稲がよう熟れてゐる・蕎麦の花にも少年の日がなつかしい労れて足を雨にうたせる十月二日雨、午后は晴、鵜戸、浜田屋(三五・中)ほんたうによう寝られた、夜が明けると眼がさめて、すぐ起きる、細い雨が降つてゐる、けふもまた濡れて歩く外ない、昨日の草鞋を穿いて出かける、途中、宮ノ浦といふ部落を行乞したが、どの家も中流程度で、富が平均してゐるやうであつた、今は養蚕と稲扱との最中であつた、三里半歩いて鵜戸へ着いたのが二時過ぎ、こゝでも二時間あまり行乞、それから鵜戸神宮へ参拝した、小山の石段を登つて下る足は重かつたが、老杉しん/\としてよかつた、たゞ民家が散在してゐるのを惜しんだ、社殿は岩窟内にある、大海の波浪がその岩壁へ押し寄せて砕ける、境地としては申分ない、古代の面影がどことなく漂うてゐるやうに感じる...
種田山頭火 「行乞記」
...午后、矢島ちよつと挨拶して通過...
種田山頭火 「其中日記」
...午后、物安居士、いく子刀自を訪ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...午后、漁君と同道して、蓴蓮亭を訪ふ、夜は句会...
種田山頭火 「旅日記」
...午后、理髪して入浴、伊那銀座を散歩する...
種田山頭火 「旅日記」
...午后は町を逍遙せずやといふ友の言葉に從ひて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...五十日に及びて雨はれず苧だまきを栗のたれはな刺(いが)むすび日はへぬれども止まぬ雨かも午后にいたりて日を見るおぼゝしく降りける雨は青(うまくさ)の立秀(たちほ)の上にはれにけるかも八日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...その日の午后、彼は姪に見送られて汽車に乗つた...
原民喜 「永遠のみどり」
...午后、ペンクラブの到着を迎へるため広島駅に行くと、降車口には街の出迎へらしい人々が大勢集つてゐた...
原民喜 「永遠のみどり」
...午后(ごご)の授業「ではみなさんは...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...午后零時五十分午(ひる)の食事が済んでから...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...三午后零時(ごごれいじ)五十分午(ひる)の食事(しょくじ)が済(す)んでから...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...九月六日の午后(ごご)六時から...
宮沢賢治 「紫紺染について」
...二人で朝や午后やを匂ひの高い茶をのんだ...
室生犀星 「愛の詩集」
...雨は飴いろにそとの空気をそめた陰気な午后であった...
室生犀星 「香爐を盗む」
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