...また限界生産力説すなわち問題の所与としてではなく未知数と考えられた製造係数の決定理論をも...   
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」 
...之を更に複雑にするだけの所与は他にないから...   
戸坂潤  「科学方法論」 
...人間の経験にとっての所与であり材料だというのである...   
戸坂潤  「技術の哲学」 
...だから之は決して単純な所与を与えるものではないのである...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...この感覚的(経験的)所与に一定の形態(形式)を与えて之を統一に齎すという意味を有っている...   
戸坂潤  「現代唯物論講話」 
...――直接態の所与のもつ神秘性を解消するものは...   
戸坂潤  「現代唯物論講話」 
...即ち研究は最も抽象的な所与(直接者)から始められることになる...   
戸坂潤  「現代唯物論講話」 
...二世界観は決して単なる直接や所与ではない...   
戸坂潤  「思想としての文学」 
...而も最も根本的な経験的な所与として...   
戸坂潤  「思想としての文学」 
...経験的所与を絶対化するものであるから...   
戸坂潤  「辞典」 
...そうした所与を無視する他の各種の思想に較べれば...   
戸坂潤  「日本イデオロギー論」 
...だから事実というものに固有な如何にも事実に相応わしい経験的な所与性を持っている...   
戸坂潤  「日本イデオロギー論」 
...国際的現実から孤立独立した一つの所与と見做し...   
戸坂潤  「日本イデオロギー論」 
...所与(しょよ)を必然と考え...   
中島敦  「悟浄歎異」 
...しかし直観とか所与とかについて...   
西田幾多郎  「絶対矛盾的自己同一」 
...知性とは構成されたものによって所与のものを超える力である...   
三木清  「哲学入門」 
...評定所与力と町与力ふたり組で密使をよこしたのは何か...   
吉川英治  「鳴門秘帖」 
...および(e)恐怖が所与の諸条件と関係して及ぼす特定の効果...   
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」 
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