...之を更に複雑にするだけの所与は他にないから...
戸坂潤 「科学方法論」
...すでに「所与性の範疇」という論理的想定が...
戸坂潤 「科学論」
...所与材料は実在を夫々の目的又は想定の下に変更することによって初めて見出される...
戸坂潤 「技術の哲学」
...即ち所与材料が見出されることは同時にそれが整理されることに外ならない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...だから之は決して単純な所与を与えるものではないのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新しい所与を探り出すということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...どのような複雑な論理もその材料・所与・の上に立って初めて根柢を得るわけで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之は一切の感覚的(経験的)所与に先立つと考えられる処の先天的直観(Anschauung a priori)である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やがて所与として媒介されるだろう処のものだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...――田辺博士は直接な所与としての自然というものを...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...――直接態の所与のもつ神秘性を解消するものは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そうした(絶対媒介された)所与にすぎぬという風には考えないというだけだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...即ち直接な所与を媒介し加工した揚句のものではないという処に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...二世界観は決して単なる直接や所与ではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...経験的所与を絶対化するものであるから...
戸坂潤 「辞典」
...だから事実というものに固有な如何にも事実に相応わしい経験的な所与性を持っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...国際的現実から孤立独立した一つの所与と見做し...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...唯一のかけがえの無い所与なのだ...
中島敦 「狼疾記」
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