...楊州十日(ようしゅうとおか)(清初更俗強制(しんしょこうぞくきょうせい)の殺戮)とか...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...西風(せいふう)にこれを吹き送らせて全市民を殺戮(さつりく)しつくそうという...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...単に薔薇の花を賞玩するためのみにも数万の虫(あぶらむし)を殺戮せねばならぬ...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...保食(ウケモチ)神殺戮の神話 此神殺されて...
高木敏雄 「比較神話学」
...其の初めに當りては實に幾多の苦痛と煩悶と戮力とを要するなり...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...そしてさらにもう一つ、こういう世にも幻怪な運命の犠牲者となった私を目して、殺戮者、嗜虐性色情狂(サディスト)と罵るならば、誰か世に殺戮者、嗜虐性色情狂(サディスト)たらざる人間ありやと、呼ばわらんがために、この一文を草して静かに電気椅子の上に坐る日のくるのを待とうとするからなのだ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...逸楽と殺戮(さつりく)との幻覚を胸にはらんでる巨大な猫(ねこ)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...両軍は礼拝堂の中でも互いに殺戮(さつりく)し合った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...諸公亦何の故を以て被告等の殺戮を思ふべき...
平出修 「逆徒」
...むしろ隣人に掠奪と盗みと殺戮とを行うことを好んでいるのである2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自戮せられて啄木鳥(てらつつき)となり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...利慾(りよく)は用と美とを共に殺戮(さつりく)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...殺戮(さつりく)がどうして平和を齎らし得よう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...明智勢の方でも寺僧を殺戮(さつりく)する意志はないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして劉(りゅう)の家来は殺戮(さつりく)され...
吉川英治 「新・水滸伝」
...殺戮(さつりく)の輪廻(りんね)をくり返すだけでしょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...掠奪・放火・撃沈・殺戮など残虐を恣(ほしいまま)にしたと云われる...
和辻哲郎 「鎖国」
...宣教師の殺戮を以て威嚇するに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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