...天孫降臨に先ち、天降り、大蛇を誅戮し、国土を修理し、航海の法を教え、医療の途をはじめし、素盞嗚尊とその子孫との功労の大なるは、云うまでも無く、凶賊東西に起って、国民の人文に大なる障礎を与えんとせし時に、年少の身を以て、東西を平定せし、日本武尊の功績も亦た、永世不朽なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...戮力は障害を排斥するの謂なり...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...既に意識を絶し、考察を絶し、又戮力を絶す...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...殺戮のアレース神に似たる者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼らは互いに剣をもって殺戮(さつりく)し合った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...殺戮(さつりく)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大少参事を殺戮してしまおうという考えの者も尠くなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...内儀のお町の殺戮(さつりく)が最初で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すべての詩美と詩的精神を殺戮(さつりく)した時代であった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...童話精神を殺戮してはならないのである...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...これがキッカケになってまたもや筏の上で殺戮がはじまった...
久生十蘭 「ノア」
...彼らの心にその同胞の殺戮によって印象され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かぞえつくせない青春がきずつけられ、殺戮された...
宮本百合子 「明日の知性」
...理不尽な暴力で導きこまれた肉体と精神との殺戮が...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...彼らはその三日間を流血と殺戮とでみたしたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長嶋の如き殺戮(さつりく)をやっても顧みない...
吉川英治 「新書太閤記」
...明智勢の方でも寺僧を殺戮(さつりく)する意志はないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...が彼らはその掠奪と殺戮とを行うべきペルー帝国の実情については...
和辻哲郎 「鎖国」
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