...しかしかゝる禽獣殺戮業の大家が三人も揃っている癖に...
芥川龍之介 「鴨猟」
...項羽の烏江に戮せらるゝや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...この大殺戮(だいさつりく)からのがれたのである...
海野十三 「海底大陸」
...西風(せいふう)にこれを吹き送らせて全市民を殺戮(さつりく)しつくそうという...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...一世を驚駭せしめたる怪奇極まる幻覚的の殺戮(さつりく)者...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...我れ戰鬪の技を知り善く殺戮の技を知る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また殺戮の念に燃え...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』しかく陳じて殺戮を好むアレース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その間になされた殺戮(さつりく)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其の代(かはり)に残忍極(きはま)る殺戮(さつりく)の描写は...
永井荷風 「虫干」
...家人を戒めこの語を洩らさば誅戮(ちゅうりく)すべしというた...
南方熊楠 「十二支考」
...殺戮性への抗議として読者の心にアッピールした...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...飛行機は何をやったか?(台湾霧社の土人は飛行機から陸軍最新製造の爆弾と毒ガスを撒かれ殺戮された...
宮本百合子 「刻々」
...彼らはその三日間を流血と殺戮とでみたしたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...利慾(りよく)は用と美とを共に殺戮(さつりく)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...殺戮される外人の家の柱に白墨のマークが附いた...
横光利一 「上海」
...伝教大師の大慈大悲をもって殺戮(さつりく)の命を汝らに下すのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...宣教師の殺戮を以て威嚇するに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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