...ヘラクレス星群を発した光は我我の地球へ達するのに三万六千年を要するさうである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...×我我の悲劇は年少の為...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...夢も我我より安らかであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...さもなければ我我はとうの昔に礼譲に富んだ紳士になり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...して見れば我我の棲息する地球も...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...日本人我我日本人の二千年来君に忠に親に孝だつたと思ふのは...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...もうそろ/\ありのまゝの歴史的事実に徹して見ようではないか?倭寇倭寇(わこう)は我我日本人も優に列強に伍するに足る能力のあることを示したものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...真砂(まさご)なす数なき星のその中に吾(われ)に向ひて光る星ありしかし星も我我のように流転を閲(けみ)すると云うことは――兎(と)に角(かく)退屈でないことはあるまい...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我の自己欺瞞(ぎまん)は一たび恋愛に陥ったが最後...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...こう言う羽目に陥るのは必(かならず)しも彼女の我我を却(しりぞ)けた場合に限る訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...一昔前(ひとむかしまへ)のA中學校の卒業生だつた我我五人が...
南部修太郎 「S中尉の話」
...之を我我の情緒の中に生かしたものは...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...我我の文明的な神經は...
萩原朔太郎 「青猫」
...けれども我我の音樂的無能は...
萩原朔太郎 「青猫」
...我我の家なき魂は凍えてゐるのだ...
萩原朔太郎 「宿命」
...我我の魂はおのづから作品に露るることを免れない...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...此(この)街の人は我我(われわれ)外国人に対して少しも不思議相(さう)な顔をせず...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...平生蠹魚の生活を送つてゐる我我も...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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