...天下に我我の恋人位...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...又我我の――或は諸君の幸福なる所以も兎に角彼等の死んでゐることである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...実は我我を支配してゐるのは仏蘭西(フランス)人の所謂ボヴアリスムである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...金甌無欠(きんおうむけつ)の国家の為に某々を殺したと言つてゐるではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...*我我の悲劇は年少の為...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...まず我我は未開人種の掠奪(りゃくだつ)結婚を弁護しなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我の祖先は「神」と言う言葉に衣冠束帯の人物を髣髴(ほうふつ)していた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...もうそろそろありのままの歴史的事実に徹して見ようではないか?倭寇倭寇(わこう)は我我日本人も優に列強に伍(ご)するに足る能力のあることを示したものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我は時には怯懦(きょうだ)の為に...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...」又女人は我我男子には正に人生そのものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...況(いわん)や我我の知ったことを行に移すのは困難である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我も気をつけねばならぬ事である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...そして歩(ある)いてゐる我我(われわれ)の體(からだ)も...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...我我は詩の拍節よりも...
萩原朔太郎 「青猫」
...我我もまた自然と共に青青しくならうとしてゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...すべての物は我我の体とは関係のない物体として映ずるので...
森於菟 「屍体異変」
...我我(われわれ)は何がな夜間の就寝(じゆしん)までの時間を費す娯楽を欲して居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...近江の追分(おひわけ)などが我我(われわれ)二等客の選手の優(いう)なるものであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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