...我我は不幸にもかう云ふ情熱を理解しない...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...寧(むし)ろ地上に遍満した我我の愚昧(ぐまい)に依つたのである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我は殆(ほとん)ど損害の外に...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...殊に今度の大地震はどの位我我の未来の上へ寂しい暗黒を投げかけたであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我も微妙に楽しむ為には...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...幼児我我は一体何の為に幼い子供を愛するのか? その理由の一半は少くとも幼い子供にだけは欺かれる心配のない為である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...天下に我我の恋人位...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我は人生と闘いながら...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我は時には怯懦(きょうだ)の為に...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...我我は常に意識して帽子を脱いでいるものではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...されば我我から見れば宇宙は其の広さに於て際限が無い如くに...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...我我自身の場合を顧みてもさうである...
萩原朔太郎 「青猫」
...即ち我我は「拍節本位」「拍子本位」の音樂を捨てて...
萩原朔太郎 「青猫」
...我我の過去の因襲から...
萩原朔太郎 「宿命」
...この最も奇怪な恐ろしい事件〔フランスでは『事件(アフエール)』という言葉はまだ我我の感ずるような軽々しい意味を持っていない〕に関しては多くの人々が取り調べられた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...石で圧(お)されたやうに我我の呼吸(いき)は苦しい...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...我我は皆自己を試さう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...我我は友人の私宅を訪ふことは好きだが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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