...我利我利...
太宰治 「女の決闘」
...我利我利...
太宰治 「道化の華」
...我利我利(がりがり)が...
太宰治 「火の鳥」
...人の迷惑を顧みない我利我利亡者(がりがりもうじゃ)のように見える...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...それこそ我利我利という不快な音以外の音は出ないであろう...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...「チェッ! いかにも卑しいやり方だ! かかる我利我利を私は恥ずかしく思う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我利我利亡者(がりがりもうじゃ)の手前たちの身代りになって沈めにかかるような...
中里介山 「大菩薩峠」
...我利我利(がりがり)を働きたがるものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...南米には富と物資を覘う我利我利が走(は)せつけた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...大部分は我利我利の奸譎(かんけつ)な商人ばかりだが)次の二つの型の人間を見出すことがある...
中島敦 「光と風と夢」
...利己主義の我利我利亡者で...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...平気で我利我利亡者(がりがりもうじゃ)に甘んじて...
夢野久作 「巡査辞職」
...全国各地方から拾い上げて来た我利我利亡者(がりがりもうじゃ)ばかりじゃないか...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...人間本来の我利我利心理を包むオブラートかカプセルぐらいにしか考えていなかった私は...
夢野久作 「眼を開く」
...また開港場の我利我利人種も...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...それを前後二十七度も、政府に嘆願して、ここの荒廃をおこそうとしたのですが、朝廷には費用がなく、幕府には誠意がなく、我利我利武者は、自分たちの地盤争いに血まなこで、捨てて省みる者もなかったということです...
吉川英治 「宮本武蔵」
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