...と云う懸念もない事は無いからである...
直木三十五 「巌流島」
...まんいち途中で落したかの懸念もないではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...冬子はそんな兄にはみぢんの懸念もないらしく...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...私もやはり些(いささか)の懸念もない有様です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何の懸念もないもののやうに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...そんな懸念もない...
吉川英治 「私本太平記」
...すこしもわれらには御懸念もないらしい」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...幾分の懸念もないではなかったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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