例文・使い方一覧でみる「懶」の意味


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...氣に叫んだのである...   懶氣に叫んだのであるの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...程なく汽車は夜通し駆け廻つて(だら)けきつた身体(からだ)を廊下(プラツトフオーム)へ横たへた...   程なく汽車は夜通し駆け廻つて懶けきつた身体を廊下へ横たへたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...鏡の前での(ものう)げな横目...   鏡の前での懶げな横目の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...然し彼の心の中にはい倦怠と...   然し彼の心の中には懶い倦怠との読み方
豊島与志雄 「囚われ」

...け者の癖として...   懶け者の癖としての読み方
豊島与志雄 「囚われ人」

...本堂の方(かた)に木魚(もくぎょ)叩く音いとも(ものう)し...   本堂の方に木魚叩く音いとも懶しの読み方
永井荷風 「葡萄棚」

...(ものう)く怡(たの)しく何の悔も無く...   懶く怡しく何の悔も無くの読み方
中島敦 「環礁」

...卯平(うへい)はさうすると又(また)のつそりと(ものう)げに身體(からだ)を戸口(とぐち)まで動(うご)かして與吉(よきち)の手(て)に渡(わた)してやる...   卯平はさうすると又のつそりと懶げに身體を戸口まで動かして與吉の手に渡してやるの読み方
長塚節 「土」

...物云うも(ものう)きわが小指の先で...   物云うも懶きわが小指の先での読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...がやがやいふ人声もめつきり少くなり、低くなつて、女商人や、百姓や、ジプシイも今はしやべり疲れて、その舌まはりものろく、げであつた...   がやがやいふ人声もめつきり少くなり、低くなつて、女商人や、百姓や、ジプシイも今はしやべり疲れて、その舌まはりものろく、懶げであつたの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...いかにも(ものう)そうな様子をぼんやりと思い浮べているのだった...   いかにも懶そうな様子をぼんやりと思い浮べているのだったの読み方
堀辰雄 「菜穂子」

...然るに極めて惰無頼なる市井の一文人たる私は明治初世の持凶器強盗清水定吉がのちにその情人たりし五分珠のお藤との最初の出会の舞台面としてのみ...   然るに極めて懶惰無頼なる市井の一文人たる私は明治初世の持凶器強盗清水定吉がのちにその情人たりし五分珠のお藤との最初の出会の舞台面としてのみの読み方
正岡容 「山の手歳事記」

...(なま)けて恋をお為続(しつづ)けなさるが好い...   懶けて恋をお為続けなさるが好いの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...或時眠(らんみん)の中から鞭(むち)うち起された...   或時懶眠の中から鞭うち起されたの読み方
森鴎外 「妄想」

...その顔を横に振るのも(ものう)そうに...   その顔を横に振るのも懶そうにの読み方
吉川英治 「上杉謙信」

...いよいよ気(けだる)げに振って答えた...   いよいよ気懶げに振って答えたの読み方
吉川英治 「黒田如水」

...気(けだる)い体を脇息(きょうそく)にもたせかけながら高綱はそれを読んでいた...   気懶い体を脇息にもたせかけながら高綱はそれを読んでいたの読み方
吉川英治 「親鸞」

...気(けだる)い波音を繰り返していた...   気懶い波音を繰り返していたの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「懶」の読みかた

「懶」の書き方・書き順

いろんなフォントで「懶」

「懶」の英語の意味


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