...文人特有の狷介(けんかい)と懶惰(らんだ)とズボラが累をなして同郷の先輩に近づかず...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...性来の狷介と懶惰とズボラとが文壇にも累をなし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...春は花に秋は月にこの神聖なる神の職工場(しょくこうじょう)(God's Task-garden)を以て一つの遊戯場と見做(みな)す懶惰(らいだ)男女の指頭(ゆびさき)と襟とに光沢を加えむためにか...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...懶(なま)けちゃいけないよ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...白い鴎が懶げに舞う...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...自堕落(じだらく)な懶(だる)い風をしながら...
徳田秋声 「足迹」
...何をするのも懶いがまたじっとしても居れなかった...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...その懶(ものう)げなやさしい顔が浮かび……心に刃(やいば)を刺される気がして……彼はよろめき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...耶懶といふ處は今の露領沿海州の浦鹽の西北に當る地方と思はれる...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...疎懶(そらい)というものの有るのは...
直木三十五 「大阪を歩く」
...いかにも懶(ものう)くまた心地よく耳許に残っていたが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...今迄気づきもしなかつた妙に薄ら甘いやうな懶(だる)さが...
牧野信一 「山を越えて」
...體が快く懶(ものう)く...
三島霜川 「平民の娘」
...懶けて飲んだくれな非階級的労働者...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...又性疎懶にして図書館の恩蔭を被ることが出来ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...駄々で懶惰(らんだ)で底意地がわるい...
吉川英治 「剣の四君子」
...物事にはや懶(ものう)いくせがつき初(そ)めて...
吉川英治 「剣の四君子」
...懶惰放縦(らんだほうじゅう)な生活から一躍して...
吉川英治 「新書太閤記」
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