「懶」の意味
怠ける
小説での「懶」の使い方
...10夢想の家は疊に寢そべる者の懶惰なる安逸を拒まない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...書読むも懶(ものう)し...
石井研堂 「元日の釣」
...名誉ある懶惰に耽っている有様でありました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...午後三時頃の懶(だる)い眠に襲われて...
徳田秋声 「あらくれ」
...そうした懶惰な認識に仮睡を与えることが道義的感触の役目となる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...何をするのも懶いがまたじっとしても居れなかった...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...陰鬱(いんうつ)な懶(ものう)い悲しみが彼らの上に落ちかぶさってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...懶惰卑猥(らんだひわい)な生活がかえって修飾なき人生の幸福であるようにも考えられている...
永井荷風 「ひかげの花」
...一変して教う可からざる懶婦(らんぷ)となるか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一時(じ)はぶら/\と懶相(だるさう)な蒼(あを)い顏(かほ)もして居(ゐ)たが...
長塚節 「土」
...学者の懶惰(らんだ)と言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...のびのびと懶惰(らんだ)をむさぼった...
松濤明 「春の遠山入り」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...晋帥病懶依然御放念可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...2595これから高尚な懶惰(らんだ)の価値を分からせて上げる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は宗教の真理に懶惰(らんだ)であったのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...「きょうまでの懶惰(らんだ)を」といい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...気懶(けだる)い波音を繰り返していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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