例文・使い方一覧でみる「懶」の意味


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...(ものう)い子守唄をうたつてゐる...   懶い子守唄をうたつてゐるの読み方
芥川龍之介 「かちかち山」

...わしは此い幻惑の力に圧へられるのを免れようとして...   わしは此懶い幻惑の力に圧へられるのを免れようとしての読み方
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」

...それでもまだ(ものう)げな最初の調子を失わないで...   それでもまだ懶げな最初の調子を失わないでの読み方
芥川龍之介 「妖婆」

...我等の惰の故に...   我等の懶惰の故にの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」

...今まで続けていた沈黙の惰性で第一口をきくのが物(ものう)かったし...   今まで続けていた沈黙の惰性で第一口をきくのが物懶かったしの読み方
有島武郎 「或る女」

...(ものう)いチクタクの音を響かせてゐる柱時計の下で...   懶いチクタクの音を響かせてゐる柱時計の下での読み方
石川啄木 「鳥影」

...(たゆ)げに被衣(かづき)引延(ひきは)へて...   懶げに被衣引延へての読み方
薄田淳介 「白羊宮」

...所收――「惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」この集には...   所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」この集にはの読み方
太宰治 「『ろまん燈籠』序」

...認識の一等幼稚な或いは一等惰な場合に他ならない...   認識の一等幼稚な或いは一等懶惰な場合に他ならないの読み方
戸坂潤 「現代日本の思想対立」

...(ものう)げな田舎(いなか)はまどろんでいる...   懶げな田舎はまどろんでいるの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...そのうちに僕は凡てがくなってくる...   そのうちに僕は凡てが懶くなってくるの読み方
豊島与志雄 「春の幻」

...しかし疎(そらん)なるわたくしは今日の所いまだその蒐集(しゅうしゅう)に着手したわけではない...   しかし疎懶なるわたくしは今日の所いまだその蒐集に着手したわけではないの読み方
永井荷風 「向嶋」

...いつか我が惰(らんだ)の習ひにや馴れ染めけん...   いつか我が懶惰の習ひにや馴れ染めけんの読み方
永井荷風 「矢はずぐさ」

...彼(かれ)はどうしても(だる)い身體(からだ)を運(はこ)ばねばならなかつた...   彼はどうしても懶い身體を運ばねばならなかつたの読み方
長塚節 「土」

...(ものう)げにひとつところで足踏をしてゐるだけであつた...   懶げにひとつところで足踏をしてゐるだけであつたの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」

...私は宗教の真理に惰(らんだ)であったのではない...   私は宗教の真理に懶惰であったのではないの読み方
柳宗悦 「工藝の道」

...低き賃銀、薄き利潤、倹素な衣食に甘んじつつ過度の勤労に服する支那人に対して、一般に生活の向上した日本人が競争し得ないのは明かな事実ながら、猶併し予等は殖民地の邦人気質が概して下級労働を嫌忌し、惰、尊大、贅沢、虚栄の中に不当の利潤を求めて其日を送る風のあるのを否み難い...   低き賃銀、薄き利潤、倹素な衣食に甘んじつつ過度の勤労に服する支那人に対して、一般に生活の向上した日本人が競争し得ないのは明かな事実ながら、猶併し予等は殖民地の邦人気質が概して下級労働を嫌忌し、懶惰、尊大、贅沢、虚栄の中に不当の利潤を求めて其日を送る風のあるのを否み難いの読み方
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」

...ツイ庭さきの滝のそばまで下りてゆくのもかったが...   ツイ庭さきの滝のそばまで下りてゆくのも懶かったがの読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

「懶」の読みかた

「懶」の書き方・書き順

いろんなフォントで「懶」

「懶」の英語の意味


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冬眠   展示する   取付虫  

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