...10夢想の家は疊に寢そべる者の懶惰なる安逸を拒まない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...二日酔にでもかかつたやうに睡さうに懶(だら)けきつてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...そして懶(ものう)げに...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...凡てを懶く見送ってしまう...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...したがって懶け者で...
豊島与志雄 「囚われ人」
...しかもいつも懶けてばかりいました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...懶(なま)けてる者らを刺激し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疎懶にして草を終へず...
内藤湖南 「寧樂」
...ただいくら懶(なま)けても一番だと思へばこそ勉強しなかつたのだ...
中勘助 「銀の匙」
...それでも目(め)はまだ赤(あか)くて態度(たいど)がふら/\と懶相(だるさう)である...
長塚節 「土」
...書ヲ読マントスルニ亦懶シ...
成島柳北 「他山の石」
...わたしは獸(けだもの)のやうに靴をひきずりあるいは悲しげなる部落をたづねてだらしもなく懶惰(らんだ)のおそろしい夢におぼれた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...懶惰(らんだ)不養生の悪事なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...或(あるい)は「懶惰(らんだ)だ」ト云い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...君懶書札(けいくんしよさつにものうし)...
森鴎外 「魚玄機」
...懶(なま)けて恋をお為続(しつづ)けなさるが好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...低き賃銀、薄き利潤、倹素な衣食に甘んじつつ過度の勤労に服する支那人に対して、一般に生活の向上した日本人が競争し得ないのは明かな事実ながら、猶併し予等は殖民地の邦人気質が概して下級労働を嫌忌し、懶惰、尊大、贅沢、虚栄の中に不当の利潤を求めて其日を送る風のあるのを否み難い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...懶い課程からも解放されて...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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