...従ってこれを神よりの懲治(こらしめ)と做(な)したのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...兎が、このアルテミス型の少女だつたと規定すると、あの狸が婆汁か引掻き傷かいづれの罪を犯した場合でも、その懲罰が、へんに意地くね悪く、さうして「男らしく」ないのが当然だと、溜息と共に首肯せられなければならぬわけである...
太宰治 「お伽草紙」
...その兄とともに五年間の懲役刑を勤め上げたばかりだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...「現行犯」を捕えて懲戒してやろうと思ってるのだ...
豊島与志雄 「微笑」
......
永井荷風 「偏奇館漫録」
...周章者を懲(こ)らしめのため...
中里介山 「大菩薩峠」
...困(こま)つたもんだが然(しか)しあれを懲役(ちやうえき)に遣(や)つて見(み)た處(ところ)で子供等(こどもら)が泣(な)くばかりだからね...
長塚節 「土」
...懲役人も犯罪の恐るべきを教ゆる一つの教育家になってしまう...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...幾度も幾度も懲りているので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...懲(こ)らしめのために勘當いたしましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悲しき懲役の人人...
萩原朔太郎 「氷島」
...祖母はゆうべの夫への懲らしめがうまく利(き)いてくれればいいがと心に祈りながら...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...よく懲らして勸ること能はず...
福沢諭吉 「帝室論」
...懲役刑に服したそうです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...抽籤(ちうせん)にはづれてもなほ性懲(しやうこ)りもなく...
宮地嘉六 「老残」
...矢継早やに懲らしめられることになつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...「まだ懲(こ)りぬか」紀一郎は振り放す...
吉川英治 「剣の四君子」
...伊勢の松坂でこッぴどく懲らされた旦那だとは夢にも知りませんから...
吉川英治 「八寒道中」
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