...斷々乎として撃つて之を懲らす...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...そういう小さな懲治の手段...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...作は懲りずまに善くお島の傍へ寄って来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...「誰か父の懲(こ)らしめざる子あらんや」と云う筆法(ひっぽう)から云えば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...みずからおのれを懲(こら)してしまうと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無規則無條件は懲罰の網目を免(のが)るゝ隙なく張りつめたよりも却つて結果よく一人の違反者をも出さない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...良い懲しめになった...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...泥棒をして懲役(ちょうえき)にされた者...
夏目漱石 「模倣と独立」
...犠牲と懲戒はより高い権力を得る試みであり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...四十を越した女で――」お鈴で懲(こ)りて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六カ月以上七カ年以下の懲役または禁錮(きんこ)に処罰するのが相当だが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...最悪の場合でも二年位の懲役ですむから...
久生十蘭 「湖畔」
...何卒これにお懲りなく……」この談判を残りなく叙述するとはなはだ飛躍した演劇的場面になるのだが...
久生十蘭 「魔都」
...「事業はお父さんで懲りないのか...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...これに懲(こ)りてその後は鏡に照したる事もなけれど...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...おときさんの事でもう懲々(こり/\)しやはつたらう思ふてましたがな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...布団蒸(むし)にして懲(こら)して遣れ」手は詞と共に動いた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...二鐘巻自斎の膺懲(ようちょう)に会って...
吉川英治 「剣難女難」
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