...こんどというこんどは余程(よほど)懲(こ)りたと見え...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...焼餅喧嘩に懲(こ)りたのである...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...」中途葛湯(くずゆ)で一度失敗(しくじ)ったことのあるのに懲りている笹村は...
徳田秋声 「黴」
...ことに政党や議会を懲戒する程のあらたかな資質を持っている政府が...
戸坂潤 「社会時評」
...憤怒と懲罰の面を主として見せていたエホバの神は...
豊島与志雄 「文学以前」
...江戸者を懲(こ)らすには江戸者を以てするが賢い仕方やおまへんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...本官の奴等平生餘り威張り散らすから少し懲らしてやれといふので僕が行つて見ると大層裝つて居るが假病である...
長塚節 「開業醫」
...大変なことになっちゃったんだ」「お前の大変には懲(こ)り懲(ご)りしているよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別に華族懲戒令というものがあって...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...北米合衆國亦濫任の弊に懲りて一八八三年より文官任用試驗を行ふに至れること...
原勝郎 「貢院の春」
...懲治棒でぶち殺されたりした兵隊たちの血筋の者だ」牧田はいつの間にか坐って両手を膝へ置き...
久生十蘭 「ノア」
...石黒少佐は会議を開いて懲罰の審議をし...
久生十蘭 「ノア」
...懲罰委員会というようなことにもなりかねないから...
久生十蘭 「予言」
...わたしを懲(こ)り性(しょう)のない夢想家だと笑うかもしれないが...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...布団蒸(むし)にして懲(こら)して遣れ」手は詞と共に動いた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...彼奴(きゃつ)等はこの前に懲(こ)りて...
夢野久作 「爆弾太平記」
...ただ懲らしめのためですから」曹丕はそのまま奥へ隠れて数日は政を執る朝(ちょう)にも姿を見せなかった...
吉川英治 「三国志」
...懲(こ)らしめてくれたのが...
吉川英治 「親鸞」
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むくれる いても立ってもいられない 面がまえ
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