...ちつとは懲(こ)らしてやる方が好い...
芥川龍之介 「好色」
...ところが相撲部など運動部を中心とする右翼学生が『売国奴を膺懲(ようちょう)し...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...白隱はそれにも懲りずに惠端に師事したさうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「私はあなたを懲らさねばならん...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...後世之に鑑みて主人の盡す歡待に仇報ゆるを畏るべし』351 歡待を裏切るものを懲罰する神としてヂュウスに呼ぶ(XIII 624 にも)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人が懲役人のように身を粉にして苦労してるのに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その意は勧善懲悪にありしなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...少しばかり懲らしめて突っ放してやるつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...これにも懲りずに...
中谷宇吉郎 「雑記」
...網走監獄で七年の懲治を受けた無智狂暴な人間であり...
久生十蘭 「海豹島」
...もう懲(こ)りて...
火野葦平 「花と龍」
...君をこっそり懲(こ)らしてやろうと思ったのさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...理由さえ正しくば遠慮なしに打ち懲らされたい事じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...六条の御息所(みやすどころ)と先夫人の葛藤(かっとう)が源氏を懲りさせたともいえることであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは懲戒をとおり越して復讐ではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その失敗にも懲りず...
吉川英治 「剣難女難」
...これを懲(こら)して放したというような話すら遺(のこ)っているほどである...
吉川英治 「剣の四君子」
...すでに偽名をもってこれまで二回殺人罪の下に無期懲役に処せられたる兇漢の由(よし)...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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