...彼は懦夫だから、決断力に欠ける...
...勇気がなくて懦夫な人でも、自分にできることをしてみるといいよ...
...軟弱者としての懦夫なイメージを払拭するため、彼は特訓に励んだ...
...懦夫と揶揄されたくないがために、彼はがんばって強くなりたいと思っている...
...彼女は懦夫だから、怖がりな性格が出てしまうのだろう...
...懦夫も猶立つべし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...かくの如き政治上の小人の上に高く位する教養あり真に才能ある人々が懦夫(だふ)として嘲弄せられてゐる...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...所謂(いわゆる)懦夫(だふ)を起たしむるの概あり...
大町桂月 「秋の筑波山」
...百世の下なほ懦夫をして起たしむるに足る...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...懦夫(だふ)をして起たしむるにあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この時において懦夫(だふ)といえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...懦夫(だふ)を起たしむる概あるものには無之候哉...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわゆる懦夫(だふ)をして起たしむとはこの時の事であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...一時の豪気(ごうき)は以て懦夫(だふ)の胆(たん)を驚(おどろ)かすに足り...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...懦夫(だふ)をして起たしめるひびきがある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...懦夫(だふ)も志を立(たつ)る有り...
山路愛山 「英雄論」
...性来の懦夫(だふ)も起たざるを得ぬではないか...
吉川英治 「三国志」
...懦夫(だふ)に説くような甘言はよせ...
吉川英治 「三国志」
...愚婦懦夫(だふ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...血も泪(なみだ)もない懦夫(だふ)となり終っていたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「懦夫(だふ)! 何を迷う」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索