...懐紙を折ってもらえますか?(Can you fold the paper for me?)...
...私は懐紙を集めるのが好きです...
...彼女は懐紙を持ち歩いている...
...懐紙は日本の伝統文化です...
...懐紙を贈るとお礼の気持ちを表せます...
...定家卿の懐紙と活字だけで印刷した...
上村松園 「思ひ出」
...懐紙をキリキリと巻くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帰りぎわに懐紙へ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...松尾は懐紙を出して涙を拭き...
山本周五郎 「いさましい話」
...懐紙を出してぐいぐいと顔を拭き...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...懐紙をもってそれをぬぐい...
吉川英治 「江戸三国志」
...矢立(やたて)懐紙(かいし)の用意もないが……む...
吉川英治 「剣難女難」
...俊基は懐紙(かいし)に筆を走らせた...
吉川英治 「私本太平記」
...道誉は懐紙を出して...
吉川英治 「私本太平記」
...懐紙(かいし)にとめておいたその歌を言上した...
吉川英治 「私本太平記」
...懐紙を取り出すはずみに...
吉川英治 「私本太平記」
...妻女の出す紙入、懐紙、莨入(たばこいれ)などを、きちっと、襟元(えりもと)の緊まった懐中(ふところ)に収めて、『この浪宅の横丁へも、やれ紙屑屋の、膏薬売(こうやくうり)の、傘張(かさはり)のと、いろいろなものに化け居って、胡散(うさん)くさいのが絶えず覗きに来るが、そういう手輩(てあい)に、いちいちかまっていた日には限(き)りがない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...竹屋三位(み)の懐紙入れを思いうかべて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...紅をなすった懐紙を捨て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...懐紙(かいし)とそれを突きつけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...色紙ほどな懐紙であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...懐紙にさらさらと筆を走らせる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……やがて、お時刻が迫りまするが」「承知しています」「お肌着や、懐紙、手拭など、お支度の物を取揃えて、次の部屋に置きましたゆえ、どうぞいつなりとも」「かたじけのうござる」「……そしてまた、てまえどもへくださるための画でございましたなら、どうぞもうお捨て置きくださいまして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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