...佐久間玄蕃(さくまげんば)が中入(なかいり)の懈怠(けたい)のためか...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...岩角に懈怠(けたい)よろぼひ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...するうちに疲れたような頭脳(あたま)が懈(だる)くなって来た...
徳田秋声 「足迹」
...懈(だる)い体を崩して...
徳田秋声 「足迹」
...今まで懈(だる)くて為方のなかった目までが...
徳田秋声 「あらくれ」
...途絶えてはまた気懈(けだる)そうに聞えて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...懈(だる)そうな声をかけて...
徳田秋声 「あらくれ」
...いつか懈怠(げたい)が来ないわけに行かなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...手足も気懈(けだる)そうであった...
徳田秋声 「黴」
...体が気懈(けだる)く頭心も痛かった...
徳田秋声 「縮図」
...今朝体の懈いのはそのせいだったが...
徳田秋声 「縮図」
...久しければ輙ち懈弛して秩序を紊るの失態を見ると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その文中には「懈怠無慚(けたいむざん)の業をすすめて...
中里介山 「法然行伝」
...當時決して注意を懈らなかつたもので...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...幣(みてぐら)を供ふることを懈(おこた)らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...老ニ到ツテ懈(おこた)ラズ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ちと懈怠(けたい)と思われるのに...
吉川英治 「私本太平記」
...これまで懈怠(けたい)なくお勤めもうして参ったものを...
吉川英治 「源頼朝」
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