...懈怠が心の活力を奪ふ事も亦...
レオナルド・ダ・ヴインチ Leonardo da Vinci 芥川龍之介訳 「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」
...懈怠(けだい)の心が起ろうとする時...
太宰治 「惜別」
...懈怠がちであるのを恥ぢた...
種田山頭火 「其中日記」
...懈(だる)い体と一緒に熔(とろ)け合って...
徳田秋声 「新世帯」
...衆(みんな)は食べ飽きて気懈(けだる)くなったような体を...
徳田秋声 「黴」
...空車を挽(ひ)いて帰る懈(だる)い音などもした...
徳田秋声 「黴」
...がったんがったんと懈(だる)い音を立てて水車が一日廻っていたが...
徳田秋声 「爛」
...病中猶年々草花を種まき日々水を灌(そそ)ぐ事を懈(おこた)らざりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...夜舟を漕ぐような懈怠(けたい)が無いのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...懈(だる)いやうな...
林芙美子 「浮雲」
...當時決して注意を懈らなかつたもので...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...すこしでも懈怠の色が見えると...
久生十蘭 「湖畔」
...信受の者懈怠(けたい)の心あらば走り失(う)せてその家に座さず...
南方熊楠 「十二支考」
...夫の留守中何事も懈(おこた)りがちなりければ...
宮崎湖処子 「空屋」
...御奉公を懈怠(けたい)いたすようなものではござらぬが...
吉川英治 「剣の四君子」
...内に懈(おこた)らず...
吉川英治 「三国志」
...懈怠(けたい)はならぬぞ」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちかごろ懈怠至極(けたいしごく)」信盛は...
吉川英治 「新書太閤記」
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