...少しも懈怠(けたい)なきようにとのお言葉でござりました...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...日に日に気懈(けだる)そうにみえて来るおゆうの媚(なまめ)いた姿や...
徳田秋声 「あらくれ」
...いつか懈怠(げたい)が来ないわけに行かなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...衆(みんな)は食べ飽きて気懈(けだる)くなったような体を...
徳田秋声 「黴」
...腰を懈(だる)がって...
徳田秋声 「黴」
...がったんがったんと懈(だる)い音を立てて水車が一日廻っていたが...
徳田秋声 「爛」
...夜舟を漕ぐような懈怠(けたい)が無いのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...太十はいつでも犬に就いて注意を懈らない...
長塚節 「太十と其犬」
...當時決して注意を懈らなかつたもので...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...お前(まへ)の懈(おこた)りを私(わし)の故(せゐ)に取(と)られて恨(うら)まれても徳(とく)の行(ゆ)かぬ事(こと)...
樋口一葉 「うらむらさき」
...それが9205なんと云う懈(おこたり)でしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...老ニ到ツテ懈(おこた)ラズ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
......
横瀬夜雨 「花守」
...御奉公の懈怠(けたい)になる)といって...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここ数十日の懈怠(けたい)をおわび致して来た」すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...更に懈怠(けたい)もなかりけり...
吉川英治 「新書太閤記」
...ご懈怠(けたい)はなりません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三日は風邪(かぜ)気味か体が気懈(けだる)うて歩くと息が喘(き)れてならぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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