...彼は私と懇意だ。 ...
...彼女は懇意にしてくれている...
...彼とは懇意にしているが、ビジネス上は別だ...
...懇意になるには、まずは相手のことを知ることが大切である...
...懇意にしている上司に相談してみたらどうか...
...その近くにある懇意なある家に寄つて寺のことを訊(き)いた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...懇意の医師の許などにも行った...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...妻はかねて懇意な小児科医の宇都野研氏のところへ見せに行き...
豊島与志雄 「帰京記」
...懇意な人々は心平さんと言う...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...懇意な芸妓にわけを話して...
豊島与志雄 「椎の木」
...今の住職は私共懇意でありますが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...その前に極く懇意な友達の女給に頼んで市ヶ谷の家へ寄ってもらい...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それから雨山氏は中村不折畫伯と懇意だといふことから色々のことを聞かせた...
長塚節 「記憶のまゝ」
...独(ひと)りで勝手に障子を開けて這入(はい)った極(きわ)めて懇意の客だろうと推察した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...懇意になった人は多い...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あの宗方善五郎様とは御懇意で――」平次はさり気なく捜(さぐ)りを入れます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兎も角お傳を丸めてすつかり懇意(こんい)になり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お隣の空地へ、踊り舞台を拵(こさ)えるのに、お園さんに挨拶をしないのが悪かったんです――でも、懇意づくで、つい後で断わればよかろうと思ったのが、師匠の気に入らなかったのでしょう」「それっ切りか」「あとは、髪へさわったとか、変な眼で見たとか、――女同士の喧嘩の種は、殿方にはわかりゃしません」お組はさり気なく言って、ほろ苦く笑うのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久佐賀と懇意になった後(のち)...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...長年懇意にしている友だちを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...懇意だということを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何樣(いか)なる學士と懇意な者でも學士の笑聲を聞いた者はあるまい...
三島霜川 「解剖室」
...石浜純太郎教授と懇意な間柄だったし...
柳田国男 「故郷七十年」
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