...北斎なぞとも懇意であつた...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...そして生前懇意だった人のために...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...数多い故人の昵懇(ちかづき)のなかで...
薄田泣菫 「茶話」
...一遍で直ぐ懇意になったのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...懇意な医師に処方をつくって貰って...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...自身も懇望(こんもう)しちょったものじゃから――はあ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それは満州人種の「三千万民衆」の切々たる懇望に基いたからこそであった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...与七さんも」「その与七さんというのは?」「先代が亡くなった大旦那と懇意(こんい)だったそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...餘つ程染吉と眤懇(ぢつこん)な奴だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前の懇意(こんい)なのはないか」「三人や五人はありますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お鳥を懇望したのです...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...そして我々を別室に誘つて懇篤なる茶菓を饗せられ...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...下士は却(かえっ)てこれを懇望(こんぼう)せざるのみならず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...たとえ明日ラスタの人々が懇願しても断固拒否する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...開拓使の仮庁舎に出頭して懇請しなければならない...
本庄陸男 「石狩川」
...おれ達をかまってくれるはずがねえ――前かた懇意(こんい)にしてくれた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...生前懇意にしていた尼僧の許(もと)へも行っていた...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...懇願(こんがん)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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