...記憶及び悟性を召喚した後に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...工学部の課目中に物理実験を加えるようになったのも同君並びに同志の諸氏の考えが導因となったもののように記憶するが...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...この追憶を読まれたら...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...太閤(たいこう)の墨附(すみつき)……そんなような物をいろいろ見せられた幼時の記憶も長いあいだ忘られていた...
徳田秋声 「黴」
...そんな事実を憶(おも)い出しながら云った...
徳永直 「冬枯れ」
...代助の記憶に取ってこう云う現象は寧ろ珍らしかった...
夏目漱石 「それから」
...川にみとれた記憶にみとれながら...
原民喜 「川」
...わたくしの古くから持つてゐた記憶と...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...その仕事に參加する夥しい數の記憶のこんがらかつた現はれでありますが...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...その頃のことは他には殆ど何一つ自分の記憶には残っていない...
堀辰雄 「幼年時代」
...もう既に何度も繰返して読んでよく憶えている内容を言う)……自分は岩村田の母のキツイ性質はよく知っている...
三好十郎 「おりき」
...批評の詞があつたやうに記憶する...
森鴎外 「高瀬舟縁起」
...彼の威勢のほどをなお十分に記憶している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この歴史はまだ記憶する者がある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...自分はまだいくつとなく聴いて記憶している...
柳田国男 「山の人生」
...だから君子の記憶に抱茗荷があろうはずはないのである...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...この道中の記憶は...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...元日の記憶であつたやうに思ふ...
吉川英治 「折々の記」
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