...その憧憬する物の餘りに遲く來るのを歎ずる者は...
レオナルド・ダ・ヴインチ Leonardo da Vinci 芥川龍之介訳 「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」
...西洋人が讃美し憧憬する広重の錦絵(にしきえ)に見る...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...大景に憧憬する心持だとか...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...余はとくに歡樂に憧憬する若い男や若い女が...
長塚節 「土」
...小説といふものを憧憬する青年が多くなつたといふことなぞ云つて置かう...
中原中也 「詩と其の伝統」
...余はとくに歡樂に憧憬する若い男や若い女が...
夏目漱石 「「土」に就て」
...そこには近代文明の不幸な疾病が憧憬する所の...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...そして彼が「憧憬する」ところのものは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...もし私の憧憬する幻をもととして...
平出修 「二黒の巳」
...もしくは自己に憧憬する心において初めて正しき懐疑は見出されるのである...
三木清 「語られざる哲学」
...未知の郷土を憧憬する幼時の心持に自分を誘惑した...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...文化とは「ブル化」?東京人の憧憬する文化生活を研究するには...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...憧憬するところも亦絶対にあり得ない――という事を...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...東京を憧憬する人々...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...シヴァやインドラの快楽を憧憬するインド教に侵されていなかったからであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...従って彼らが完全なるものとして憧憬するのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その憧憬するところの完全な世界を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その心境に憧憬する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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