...彼は国の憂患であるテロリストを追いかけている...
...政府は今、国家の憂患である医療問題に対処している...
...彼女は憂患の情報を入手した後、すぐに警察に通報した...
...彼は常に憂患に満ちた表情をしている...
...憂患回避のために、私たちは事前に予防策をとらなければならない...
...しかし素朴な彼等は素朴にその憂患に堪えてゆくだろう...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...そうした憂患からであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...『人生讀レ書憂患始』...
大町桂月 「赤城山」
...病死の憂患(うれい)あり是(かく)の如き業の火...
高神覚昇 「般若心経講義」
...是の憂患に充(み)てる人生に於て...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...また前途の憂患を慮らず...
竹越三叉 「深憂大患」
...書を読むは憂患の初めてふ(ちょう)真理を...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ああ故郷にありてゆかず鹽のごとくにしみる憂患の痛みをつくせりすでに孤獨の中に老いんとすいかなれば今日の烈しき痛恨の怒りを語らんいまわがまづしき書物を破り過ぎゆく利根川の水にいつさいのものを捨てんとす...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...けだし人事の憂患(ゆうかん)...
福沢諭吉 「旧藩情」
...そうして、この、物理の懊悩(おうのう)と、天体の憂患と、犬猫(いぬねこ)の狼狽(ろうばい)と、人知の粉砕のすぐあとに来たものは、ふたたび天地の整頓(せいとん)であり、その謳歌(おうか)であり、ひまわり(サン・フラワー)どもの太陽への合唱隊だった...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...憂患(ゆうかん)と苦悩――貧困...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...讀書(どくしよ)は徒(いたづ)らに人の憂患(わづらひ)を増(ま)すのみの歎(なげき)は...
三島霜川 「虚弱」
...彼は実に此間に於て人生無数の憂患を味ひし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...私たちを憂患(なやま)す禽(とり)...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...――蜀の憂患(うれい)を除くためだ...
吉川英治 「三国志」
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