...『慮外(りよぐわい)ながら此のわたりの庵(いほり)に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「慮外(りょがい)ものめ! 名をなのれ! 城代石藤左近将監なるぞ! あやまって人ちがいすな!」刀をかまえて目を四方にくばりつつ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ただしすなわち pa=∞なる場合の解を考慮外に置く...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...「慮外者(りょがいもの)めが!」兇漢の手元を押えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...慮外千万な出来事でもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
一葉稿 「五月雨」
...この春ごろから慮外(りょがい)な風説を耳にいたすようになりました」「ほほう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...実に慮外なことでありまして...
久生十蘭 「魔都」
...ただもう恥も慮外もなくオドオド溜息を吐いているばかりだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...どうなさるだ?加多 斬る! 一旗本の分際(ぶんざい)で慮外の処置だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...気をしっかりして下せえよ!代役 慮外であろう! 起たせろ! 歩きませい! 向後...
三好十郎 「斬られの仙太」
...どうなさるんだ?加多 斬る! 一旗本の分才(ぶんさい)で慮外の処置だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...慮外なっ! 背後より斬りつけるとは……...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...」「慮外者(りょがいもの)...
室生犀星 「野に臥す者」
...それは慮外(りょがい)致した」「どう仕りまして……飛んだ周章者(うろたえもの)で御座います...
夢野久作 「斬られたさに」
...慮外(りょがい)な奴」斬ってしまえと陣外へ突きだしたが...
吉川英治 「三国志」
...さるを慮外きわまるこのたびの謀(はか)り沙汰...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「慮外者(りょがいもの)っ」と...
吉川英治 「親鸞」
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