...東尾二氏奮然唸りを發し中にも神崎氏は望月氏と掴み合ひを始めむとするに至り政友會の野田氏が中に飛び込みて怒號慢罵の聲喧しく大立となりしが...
石川啄木 「雲間寸觀」
...木村が正造を慢罵したといって控室へ押しかけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いかなる嘲笑も慢罵(まんば)も攻撃をも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...議論は慢罵に変っていった...
豊島与志雄 「理想の女」
...次の如き詰問と慢罵に移つて行つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ましてこの際の自分は彼らの慢罵欲(まんばよく)を満足させるのによい人物であろうと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時の丞相曹操! ああ偉大だ! 偉大な匹夫だ!」手をたたいて慢罵嘲笑する彼の容子は...
吉川英治 「三国志」
...慢罵(まんば)挑発の策もそのうちに止めてしまった...
吉川英治 「三国志」
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