...撓むまでさいた鳥兜(とりかぶと)草が丈を爭うて立ち交つて居る...
長塚節 「鉛筆日抄」
...頂上まで蓬や鳥兜草が繁茂して居るが頂上に至るまでそれが兩側二尺ばかりは薙ぎ拂はれてある...
長塚節 「鉛筆日抄」
...おおかたこれが鳥兜(とりかぶと)というものだろうと推察した...
夏目漱石 「行人」
...トリカブト(鳥兜)も...
野村胡堂 「胡堂百話」
...近頃は時々鳥兜(とりかぶと)を用いるが...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...毒草(どくさう)鳥兜(とりかぶと)か烏頭(うづ)だらうと申しますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...毒草鳥兜(とりかぶと)か鳥頭(うず)だろうと申しますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三人とも口を揃えて毒は裏庭に今を盛りと咲いている鳥兜(とりかぶと)の根を味噌汁へ摺(す)り込んだものと分りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たくさんの鳥兜の中にたった一本根を痛められた様子で枯れかかったのはありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鳥兜の根はかねて庭から掘って用意していたはずだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石見(いはみ)銀山とか鳥兜(とりかぶと)とか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥兜(とりかぶと)の根をうんと煎(せん)じ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥兜(とりかぶと)の根(ね)などで殺されると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥兜(とりかぶと)の根を煉つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...老來精を養ふ爲に鳥兜(とりかぶと)の根を毒草と知りながら用ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...したゝか鳥兜(とりかぶと)の煎藥(せんやく)を呑んだのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの娘が」「百壽園の主人が鳥兜(とりかぶと)の分量を間違ひさうもないよ」「それぢや」「後ろを振り向くな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこにて鳥兜(とりかぶと)と野菊(のきく)と赤き蓼(たで)とを摘まばや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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