...「彼女は恩賞に恵まれた慈善家であり、社会貢献に尽力している...
...彼は有名な慈善家です...
...私たちは慈善家のために募金を集めています...
...有名な慈善家になるために、彼は多くの時間を費やしました...
...その客間は若い信者や、慈善家や、芸術家たちのサロンとなって、そこからリバイバルや、慈善市(いち)や、音楽会というようなものが形を取って生まれ出た...
有島武郎 「或る女」
...女は生れさえすりゃ誰でも処女だ、純潔だのに、一人で純潔がって廓の売色を、汚(けが)れた、頽(ただ)れた、浅ましい、とその上に、余計な事を、あわれがって、慈善家がって、異(おつ)う済まして、ツンと気取った...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それはピーボディーのごとき慈善家の金の結果であるといわなければなりません...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...一、世に慈善家多し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...御覧の通りの始末でとんと私を慈善家にする機会を与へて呉れない...
薄田泣菫 「茶話」
...そんぢよそこらの慈善家もよく/\心得てゐて欲しい...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は急に金持ちの慈善家になったという不思議な感じがすると同時に...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...道端に乞食が一人しゃがんで頻(しき)りに叩頭(ぬかず)いていたが誰れも慈善家でないと見えて鐚一文(びたいちもん)も奉捨にならなかったのは気の毒であった...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...世のいわゆる慈善家・道徳家・博愛家の丹心より出でずしてかえってかのただ利これ汲々(きゅうきゅう)たるの商人より出でたることを見て...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その慈善家が空想していたような理想のための受難者の顔とはまるで似ても似つかないからというのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...牧師だの各キリスト教団体の会員だの慈善家の婦人だのといった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このパンフレットはロシアの上流社会に属するルーテル派の慈善家の手でロシア語に翻訳され...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今慈善家が来るんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「さあこれで慈善家を迎えることができる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この慈善家を捕うべき時がきたと思い込んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その慈善家を変な様子でじろじろながめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...誰か本當の慈善家が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そう十分なだけのものをくれる慈善家はこの世智辛い世の中には居ない...
宮本百合子 「栄蔵の死」
便利!手書き漢字入力検索