...ありとあらゆる感覚的な美を(或は醜を)...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...同じ感覚的な快さを感じてゐるだらうか...
芥川龍之介 「世之助の話」
...夫は社会的道徳の感覚的な出発点のことだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...感覚的な恐怖感ではなかったか...
外村繁 「澪標」
...感覚的な人間構造なのである...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...その感覚的なものをまた眼で見る色や形...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...ところが知を働かして情の満足を得るためには前に説明した通り感覚的なものを離れて...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...感覚的な物は道具であって...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...一はこの感覚的なるものを通して非常に猛烈な勢(いきおい)――ただの勢では写す事もどうする事もできんから――をあらわす...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...全く感覚的な特殊な素質と...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...感覚的な芸術である美術や音楽の領域の開発のためには...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...感覚的な美が一つの美であることを誰か否む者があろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...感覚的な止揚性を持つまでには清少納言の官能はあまりに質薄で薄弱で厚みがない...
横光利一 「新感覚論」
...これが感覚的なものか直感的なものか意志的なものかとの論証が一時人々の間に於て華かにされたことがある...
横光利一 「新感覚論」
...それは芸術と云う一つの概念が感覚的なものか直感的なものか意志的なものであるかと云うことについて論証することと何ら変るところもない馬鹿馬鹿しい小話にすぎない...
横光利一 「新感覚論」
...感覚は所詮感覚的なものにすぎないからだ...
横光利一 「新感覚論」
...もとより経典はこれらの仏菩薩にもおのおのその形姿や浄土を与えてそれを感覚的なる事物によって描いてはいる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...感覚的な興味は二の次である...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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