...その代りに感覚的な美を叙述する事にかけては...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...さう云ふ感覚的な心もちは...
芥川龍之介 「世之助の話」
...△感覚的なものが最も現実的である...
種田山頭火 「其中日記」
...感覚的なものの像が精神の眼を盲にする場合...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして以前に私が感覚的なものの真理を説得させられたところの理由についていえば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...映画には之まで殆んど知られていなかった特有の機械的で感覚的な機能があるわけだから(主にカメラとフィルムの移動とに基く)...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...映画の感覚的な面白さの重大点である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日本文学の特性がその感覚的な卓越にあることを認めながら...
戸坂潤 「読書法」
...その感覚的なものをまた眼で見る色や形...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...それだから吾人文芸家の理想は感覚的なる或物を通じて一種の情をあらわすと云うても宜(よろ)しかろうと存じます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...もし文芸に神が出現するときは感覚的な或物を通じてくるのだから...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...感覚的なものの内に深い思想を見るのである...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...或る感覚的な瞳(め)を持つところの...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...感覚的なものと精神的なものとを一緒にした一種の要素ですから...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...貴方にもそんなに感覚的な居心地わるさを与えた自分の受けるものとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これが感覚的なものか直感的なものか意志的なものかとの論証が一時人々の間に於て華かにされたことがある...
横光利一 「新感覚論」
...暗い超感覚的なやり方で手探りしていけるのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...感覚的な興味は二の次である...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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