...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...初期微動(しよきびどう)と主要動(しゆようどう)を明確(めいかく)に區別(くべつ)して感得(かんとく)せられたことがあるであらう...
今村明恒 「地震の話」
...自分たちの趣味と段違ひの崇高なものを感得した...
太宰治 「お伽草紙」
...単に自己の感得にとゞめて置く時にのみ...
田山録弥 「大阪で」
...ほとんど他人には想像もつかないような「意味」を感得する事があった...
寺田寅彦 「球根」
...いちばん小さな振幅あるいは加速度を感得しうるというのである...
寺田寅彦 「空想日録」
...しかも実際ルクレチウスから大きな何物かを感得した物理学者化学者生物学者がどれだけあったかもしれないということは...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...技術に於て人々が感得する中立性とは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...私は初めて感得した...
外村繁 「澪標」
...その喜びをも感得しなければいけない...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...後者にはこの言葉を感得させるような光が必要であろう...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...亡き父母の遺嘱を感得し...
永井隆 「この子を残して」
...これを感得した米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬が改めて感得したものと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分がいよいよ到着したなと直覚的に――世の中で直覚的と云うのは大概このくらいなものだと思うが――いわゆる直覚的に事実を感得した時に...
夏目漱石 「坑夫」
...最も豊かに生命を感得する」という論理へ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その夜の男の言葉に米国訛(なま)りを感得したと主張しているし...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...はッきりとした曙光(しょこう)を感得し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ただ一切分別の念を撥無(はつむ)した最も直接なる体験においてのみ感得せられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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