...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...描写された自然の美をいきなり感得した素質の一部分は...
石川欣一 「山を思う」
...「男女間の關係を最も極度に追行した時」の如く適切に感得してゐるといふこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この一見平凡な字句の裏に籠(こも)っている物凄い大緊張を感得せずにはいられない...
海野十三 「獏鸚」
...読者はその単純に似た事実の描写のうちから大きな作者の主観を感得するのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...もう一歩進むと芭蕉(ばしょう)の「さびしおり」を感得するであろう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...新らしい感覚で感得されたものでなければこういうものは単なるヨタにすぎなくなる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...晴々とした気持で感得しているのだ...
豊島与志雄 「病室の幻影」
...自分の胸に感得しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どろどろに感得せしめられたからであろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...感得しないはずはありませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その責任がかかって自分にあるということを感得すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...感得したりする普通以上の吾々を指(さ)すのであります...
夏目漱石 「野分」
...皮膚全體の上から眞理を感得することになつて居る...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...脈々たる連絡の存してゐることを感得するのであらう...
濱田耕作 「埃及雜記」
...夢に不思議な呪言を感得しいた...
南方熊楠 「十二支考」
...人生から感得するものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お前の感得に依って猛進しろ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...霊的本能主義は神により感得したる信念とその実行とをまっこうに振りかざし堂々として歩むものである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索