...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...自分が感得している仏舎利があるから...
石原莞爾 「最終戦争論」
...何より直接に感得出来る筈のものだと思う...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そこには愛のひびきがこもっていたことを感得した...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼女の眼眸(まなざし)には人の心を浮き立たせるようなところがあった――アリョーシャはそれを感得した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼はこれまでにない繊細な官能で感得した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大なる精神力を感得して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この人の心耳(しんに)にはありありと異常が感得せらるること...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つの食べ物を感得したからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆それぞれ法然の往生を夢みて一方ならぬ奇瑞を感得している...
中里介山 「法然行伝」
...即ち悟入とか感得とかいう形で...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...だれしもさうした言葉の味覚を感得するであらう...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...この短い詩形の中へ当時の環境から感得した名状すべからざる混沌感を捺印するのであるから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その心持は殆ど完全にこの歌から感得出来るやうだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...個人の霊感によつて感得せられるものではなくて...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...いのちの姿を真に感得し得た者のみがこの言葉の意義を知つてくれよう...
北條民雄 「井の中の正月の感想」
...從來、武藏の畫は、雲谷派とか、狩野風とか、いろいろに臆測されてゐたが、私の考へでは、當時の武者修業者の宿泊は、多く寺院に選ばれてゐたし、その寺院には多數の名畫が藏されてゐたから、さういふ物に接する間に、自然、感得して、誰に師事するともなく――彼自身の劍道のやうに、會得から得た自己流であらうと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...自然の磨きと感得を加え...
吉川英治 「剣難女難」
...もうよい」「え……?」「天授の槍法を感得(かんとく)したのだ...
吉川英治 「剣の四君子」
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