...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...我(われ)また其夜(そのよ)の思寝(おもひね)に和韻(わゐん)の一詩(し)をすら/\と感得(かんとく)して...
饗庭篁村 「隅田の春」
...快楽追及の無益なることを感得せしめ...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...暁そのものの持つ生れたばかりの新鮮さと雄々しさとを感得してゐるのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...「これまた同樣理解するといふよりはむしろ體驗に依つて感得するの外なき」音樂と同じやうな或種の調和的事象として定義するのが常であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...確定と偶然との相争うヒットの遊戯が何ゆえに人間の心をこれほどまでに強く引きつけるかという理由をおぼろげながら感得することができるような気がした...
寺田寅彦 「野球時代」
...この窓の下へ歩み寄って唸(うな)っているのはムクだ――ということを七兵衛が感得しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを感得した米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬が改めて感得したものと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...感得させようとしたのから...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...とにかくある調和を感得して居たのであつた...
平出修 「畜生道」
...一は感情を以て感得する美術上の穿鑿是なり...
二葉亭四迷 「小説総論」
...ために吾人(ごじん)が感得する諸種の美を現すこと能(あた)はず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...その児(こ)の幼穉(ようち)にして感得の力もっとも盛(さかん)なるときにあたり...
箕作秋坪 「教育談」
...こういう機微は小説家が感得するものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この種の鼻の表現に対する感得力は持っているものであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...百聞よりも一見の感得の確実さが喜ばれ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...お前の感得に依って猛進しろ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...それを全然感得しないでいたのである...
和辻哲郎 「寺田寅彦」
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