...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...わたしだってなんでもしますわ」倉地は葉子が言わず語らずのうちに感激しているのを感得していた...
有島武郎 「或る女」
...自分で感得しさへすれば好い...
田山録弥 「大阪で」
...映画芸術なるものの制限を感得するには手頃の材料なのだ...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...すでに世間がそれとなく感得して不満の意を表した処であるが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...感得いたしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この窓の下へ歩み寄って唸(うな)っているのはムクだ――ということを七兵衛が感得しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく俊敏に感得したが最後――そこに所有権の観念が圧倒されてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...その責任がかかって自分にあるということを感得すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち悟入とか感得とかいう形で...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...現代の吾々には十分に感得出来るのである...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...その取り捌き方や感得し具合を紙に写したのが文学書になるのです...
夏目漱石 「野分」
...銜えて上ったんだな」と云うことを私は感得した...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...自然の霊気を感得せんと欲する人は途中救助小屋の建設と防寒具の用意もあれば...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...人生から感得するものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また自ら異った感得興奮を顕わすさまも了解できるのであった...
横光利一 「旅愁」
...それを全然感得しないでいたのである...
和辻哲郎 「寺田寅彦」
...価値の階級は初めて如実に感得せられる...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...自然の美に酔いては宇宙に磅(ほうはく)たる悲哀を感得し...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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