...愛鷹山(あしたかやま)の根に沿った西への道を...
吉川英治 「私本太平記」
...浮島ヶ原から愛鷹山(あしたかやま)を左に見て進んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...愛鷹山ヲ左ニ御覧ジ...
吉川英治 「新書太閤記」
...北の窓からは愛鷹山(あしたかやま)を前に置いた富士山が仰がるゝ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...汽車の右手の空におほらかにこの愛鷹山が仰がるる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...たゞ一片の蒲鉾(かまぼこ)を置いた樣にたゞ單純に東西に亙つて立つてゐるものと想像してゐたこの愛鷹山には...
若山牧水 「樹木とその葉」
...眞裸體の富士山を見ようといふねがひは前の愛鷹山で見ごとに失敗した...
若山牧水 「樹木とその葉」
...愛鷹山(あしたか)の根に湧く雲をあした見つゆふべ見つ夏のをはりとおもふ明がたの山の根に湧く眞白雲わびしきかなやとびとびに涌く畑なかの小みちを行くとゆくりなく見つつかなしき天の川かも沼津の町から私の住んでゐる香貫山の麓まで田圃の路を十町ほど歩いて來ることになる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...また街道に出て暫く行くと道はやゝに海岸を離れて愛鷹山(あしたかやま)の根に向ふ形になる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その平野の東寄りの奧に愛鷹山(あしたかやま)がある...
若山牧水 「樹木とその葉」
...東に雁坂峠足柄山があり西に十里木から愛鷹山の界があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...そして殆んど正面にこれも常よりは高く見ゆる愛鷹山が立ち...
若山牧水 「樹木とその葉」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
...愛鷹山はツイ左手に迫って見えた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...その次ぎが愛鷹山...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...左には野原を距てて森の深い愛鷹山の墨色が仰がれた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この愛鷹山は見やうによつては富士の裾野の一部が瘤起したものとも思はるゝほどの位置と形とを持つて居る...
若山牧水 「村住居の秋」
...その功によって愛鷹山(あしたかやま)南麓の高国寺城を預かることになった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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