...すると愕くべし、俄然鼠の立ち騒ぐ音がしはじめた...
海野十三 「軍用鼠」
...愕くほどのことはなかった...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...今度は逆にドレゴが愕く番となった...
海野十三 「地球発狂事件」
...非常に愕くべき出来事の真只中に今自分たちが置かれているのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...進少年や密航記者佐々砲弾(さっさほうだん)の愕くべき奇蹟を大々的(だいだいてき)に報道した...
海野十三 「月世界探険記」
...愕くどころか、博士は、矢庭(やにわ)に手をのばして、その大蜘蛛の胴中(どうなか)をつかんだものである...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...まさかそれが蠅男だとは……」「愕くのは後でもいい...
海野十三 「蠅男」
...日記帳の中に認められていた愕くべき十年前の秘密について...
海野十三 「蠅男」
...昨夜の愕くべき光景をくわしくドン助に話をしたのだった...
海野十三 「○○獣」
...と手の札束に気がついて愕く...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳 (安重根が着がえしたのに気づいて愕く)なんだい...
林不忘 「安重根」
...よくもあれだけセツレツに出来たものだと愕くほどでした...
林芙美子 「着物雑考」
...という愕くべき報知は...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...そこへ往って見ると何の事はない樹が水に落ちたのと判ったんでこんな事に愕くなかれと叱って諸獣一同安静(おちつい)た...
南方熊楠 「十二支考」
...はっと顔色を変えて愕く様子...
宮本百合子 「印象」
...人には語れぬ鬼気こもる縁の深さにますます彼は愕くのみだった...
横光利一 「旅愁」
...「何もそう愕くことはない――泣くこともなかろう...
吉川英治 「剣難女難」
...愕くべし満地の山川ことごとく呉旗呉兵と化している...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索