...それが皆それぞれ違った役目をつとめると同時にその物を通して過去をフラッシュバックして運命の推移を意識させる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...何となれば之を虚偽として意識させる動力は彼個人の内にはなくて...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...文章自身を意識させることなくして叙述し去るという処にある...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会の大衆からの優越従って又超越を意識させる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...これを我々に意識させる表象とを區別してみると...
三木清 「認識論」
...お前の死に際しもう一度お前の存在をこの世に意識させるために...
柳宗悦 「民藝四十年」
...食べる人に今日から常の日とは違うということを意識させるため...
柳田国男 「故郷七十年」
...意識し意識させる行為は...
吉川英治 「新書太閤記」
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