...不愍(ふびん)に思う心の方が強い...
伊藤左千夫 「春の潮」
...『憐愍(あはれみ)』のいかで堪ふべきかうやうのつらき恥目に我心惱ましむるぞ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「よそ人のあざむが如く」
...榎本は憐愍に堪えぬという目差しで一同を見渡して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...無際の憐愍(れんみん)と同情とを以て...
平出修 「公判」
...勝者の愍憐(びんれん)を乞いに来ました」と...
南方熊楠 「十二支考」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...当人も不愍(ふびん)とぞんじ...
吉川英治 「上杉謙信」
...関羽は愍笑(びんしょう)して...
吉川英治 「三国志」
...「ご不愍(ふびん)の情などに...
吉川英治 「私本太平記」
...よけい不愍(ふびん)もまして...
吉川英治 「私本太平記」
...不愍(ふびん)なところもあるので」「不愍をかけておっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを聞いて、龍興は、「なに、わしを不愍だと...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉はつねに不愍(ふびん)に思い...
吉川英治 「新書太閤記」
...見るからに愍(あわ)れであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)でござる……」口を結びかけたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし――不愍(ふびん)さに捨てては逃げられなかった...
吉川英治 「親鸞」
...ミス神戸たちから愍笑(びんしょう)を買う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...不愍(ふびん)を感じたのであろう...
吉川英治 「柳生月影抄」
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