...先づ憐愍と輕侮と...
石川啄木 「硝子窓」
...愍む様な軽蔑した様な笑ひを浮べた...
石川啄木 「鳥影」
...後日佐助は自分の春琴に対する愛が同情や憐愍(れんびん)から生じたという風に云われることを何よりも厭(いと)いそんな観察をする者があると心外千万であるとした...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...嫌厭と憐愍とにうたれる...
種田山頭火 「其中日記」
...自分自身にたいする憐愍の情でした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...君らの同胞に憐愍の情をもち...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しょんぼりしている次郎の様子があまりにも不愍(ふびん)なので...
吉川英治 「江戸三国志」
...滑稽と憐愍を感じる...
吉川英治 「折々の記」
...「不愍(ふびん)や新九郎...
吉川英治 「剣難女難」
...協に不愍(ふびん)を感じて偏愛されていた...
吉川英治 「三国志」
...憐愍(れんびん)を仰ぐなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)な女わらべや老僕どもは...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)と察したか...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっとも不愍なる者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...軽侮と愍笑(びんしょう)を交(ま)ぜて言った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「不愍(ふびん)な……」といった...
吉川英治 「親鸞」
...愍(あわ)れを乞う者と誤られるのも無念である...
吉川英治 「日本名婦伝」
...武蔵は一しお不愍(ふびん)になり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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