...たった今までの愉快さは西山から逃げていった...
有島武郎 「星座」
...小さなお菓子をつくることの愉快さを思い出す人は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お二人で睦まじさうですね!ヘルマー 君は二階でも隨分愉快さうに見えたね...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...目のあたりに見る愉快さに...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...胸衣(チヨツキ)の胸釦(むなぼたん)を弄(いぢ)りながら「真理」を語つた後(あと)の愉快さといつたやうな顔をしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...殿下は幾らか不愉快さうに言つた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...樹明兄も愉快さうだが...
種田山頭火 「行乞記」
...一つの目的の爲めに力を合せて働く事の愉快さが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...何という愉快さだったろう...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...話の愉快さに負うところが多い...
豊島与志雄 「愉快な話」
...そのモンスターの間をぬって、スキー家たちは縦横に滑走するのであるから、その愉快さは、他の山では味わえぬものである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...すると梅子は左(さ)も愉快さうにハヽヽヽと笑つた...
夏目漱石 「それから」
...その不愉快さのうちには...
夏目漱石 「明暗」
...(立派な泥棒じゃ)この日ごろ、むしゃくしゃすることばかり続いて、憂鬱でならなかった金五郎の心に、パッと窓が開き、カッと明かるい光線がさしこんで来たような、愉快さであった...
火野葦平 「花と龍」
...その愉快さうな唇(くち)から離した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ボオイの粗忽を愉快さうに笑ひながら...
堀辰雄 「エトランジェ」
...新聞記者などがコッペの閑居『苺園(フレジエール)』の事を語る時にはいつも愉快さうな調子で話してゐたので...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...その愉快さを考へると...
牧野信一 「眠い一日」
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