...愉快さうな微笑を浮べながら...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...互に愉快さうな頷(うなづ)きを忙しい中に送り合つた...
芥川龍之介 「舞踏会」
...はたから氷峰が愉快さうに云つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その次からこの不愉快さを防ぐために...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...あなたはそんなに愉快さうで...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...不愉快さうに言つた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...お婿さんなんか厭なこつた」とちびがまだ子供々々して顏を赤く染めたのを愉快さうに見乍ら上機嫌で歸つて行つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...樹明兄も愉快さうだが...
種田山頭火 「行乞記」
...でその愉快さはどこから来るかと云えば...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...」三 その愉快さ晩になると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何の不愉快さも残っていないし...
直木三十五 「死までを語る」
...思考の連想から昨夜の不愉快さが...
北條民雄 「赤い斑紋」
...山田は聴いてゐるうちに次第に不愉快さが募つて...
北條民雄 「道化芝居」
...その愉快さはまだ幾らか酔っているような口振りであった...
本庄陸男 「石狩川」
...「助けて呉れ/\!」と叫びながら命から/″\に逃げのびてしまふ愉快さは...
牧野信一 「武者窓日記」
...消炭のようにうすい不愉快さが...
室生犀星 「童子」
...不愉快さを感じる可き所に感じて貰ふのには...
横光利一 「書翰」
...激しい不愉快さを覚えた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
便利!手書き漢字入力検索